【映像解説】深刻化する30代問題--プレッシャーきつく、うつ病患者が多い

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【映像解説】深刻化する30代問題--プレッシャーきつく、うつ病患者が多い

うつ病など心の病にかかる人のうち、約6割が30代だ。(日本生産性本部調べ)。

1990年代前半から2000年代前半の就職氷河期に大学を卒業した若者も30代となり、今や中堅社員として会社から期待されている。自分の仕事以外に部下や後輩の指導、そして新規事業の開発と会社からの期待は大きく、プレシャーはきつい。

人材サービスのインテリジェンスが行った調査では、30代のビジネスパーソンのうち、43%が毎月20時間以上の残業を、10%は毎月60時間以上の残業をしている。

世代構成で見ると、30代の上は「バブル世代」。30代から見れば、うっとうしい世代だ。

そして30代の下はいわゆる「ゆとり世代」。30代からから見れば、価値観が異なってつき合いにくい世代と言える。

「バブル世代」と「ゆとり世代」に挟まれて30代はつらい立場にある。

つらい立場にあっても、相談相手がいれば救われるが、30代は就職氷河期に入社したので同期が少ない。これは、相談したり、気楽に愚痴をこぼしたりする相手が非常に少ないことを意味する。

こういった状況では、うつ病にかかる30代が多いのも当然だろう。

最近は「ゆとり世代」が注目されることが多いが、30代問題の方がはるかに深刻かもしれない。

30代問題について東洋経済HRオンライン編集長の田宮寛之が解説する。


人事・労務が企業を変える 東洋経済HRオンライン

 

 

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