外資系母、「マレーシア子育て」の魅力を語る

米国系インタースクールでのびのび生活

――クラブ活動も盛んです。

学校の放課後のアクティビティとして毎日ありとあらゆるものがオファーされています。また、こちらでは学期ごとにアクティビティを変えることも普通なので、ロボット作りやスポーツ各種、演劇、手芸など、違うことを体験することができます。

便利すぎない環境が子どもを成長させる

――3点目の理由は?

マレーシアは便利すぎないというのが良いと思います。基本的なインフラは整っていますが、たとえばガスはプロパンガスです。料理の途中でガスが突然なくなります。じゃあ今日は電気オーブン料理にしよう、と親が創意工夫するようになる。こういった環境は、日常生活での問題解決を学んで行くいいチャンスだと思うんですね。

日本の生活は便利すぎて、なんでも解決できてしまうのですが、それが良いかというと、そうは思わない。たとえば、KLの渋滞で約束は午前午後に1件づつしか入れられない場合もありますが、そのため、ワークライフバランスが緩やかになる。「今日は雨が降るな、それならちょっと早めに行こう」などは普通ですね。子どもも、すべてが思い通りになりませんから、我慢を覚えるようになります。

――英語力はゼロで来たのですか?

日本の公立小学校から来たのでゼロでした。自分が小学校時代に英語で学び、その楽さを知っていたので、小学校で英語を覚えるのが良いだろうと思ました。高校や大学で交換留学しても良いのですが、それだけだと1年で英語だけ覚えてようやく帰って行く感じになってしまいます。自分自身が帰国子女として「得たものが大きかった」というのはやはりあります。ただ、ISKLは英語力ゼロで入れる学校ではありませんでしたから、その前にシンガポールの学校に2年通っています。

――米国ではなくマレーシアのほうがいい?

いまは貿易統計を見ていてもアジアの時代だというのが一目瞭然です。日本人は同じアジアの一員ですし、先ほども言ったように多様性があるのが魅力です。

――実際の授業はいかがですか。

自分で調べて回答を求めて行く、「探求型教育法」です。たとえば、小学校中学年の理科の時間に太陽系について学ぶとしますね。基本的なところを習ったら、それぞれの生徒が自分でテーマを決めて、リポートが宿題として出ます。私の娘は「木星」を選んで自分でパソコンを使って情報を検索し、木星が何からできているかとか、他の太陽系の惑星との違いや太陽系での位置と名前の由来を調べると決めて画像を貼って補足説明をしていました。こういう学習方法がさまざまな教科で毎日行われています。

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