なぜ「キャラ採用」?外資系の"人を見る目" 3流私大卒・埼玉のOLの私が、なぜ外資系に?

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この①本当に優秀な人採用というのは、東大・京大卒、帰国子女の慶應・早稲田卒と言った学歴実力も兼ね備えた人たちです。将来の会社業務をリードするために新卒から採用されます。

そして②ルックス採用ですが、これは女性社員に適用されます。才色兼備な彼女たちは、手ごわい男性顧客への切り札として活躍します。採用される女性社員のルックスは、そのときの面接官の好みに左右されます。あるときは北川景子似、あるときは綾瀬はるか似……そんな感じです。外してしまうと、ほかの男性社員からブーイングがくるので面接官も命懸けです。

最後に③キャラ採用です。私がこれに当たります……。

「なんか面白そうだし、ガッツがありそうだから採用しておこう!」

といった具合に、何かしら面接官のハートに刺さると採用されます。

このように、超難関の外資系といえども、高学歴の人間以外にも門戸は開かれています。ですが入社してからは弱肉強食、いつクビになるかはわかりません。

しかし、優秀さルックスといったものはわかりますが、この「キャラ採用」とはいったいなんなのでしょうか。私はずっと考えていました。ずっとはウソです。言いすぎました。時々、考えていました。

面接官に好かれ、面接を突破する「キャラ」とはいったいなんなのか?

もちろん、面接官の好みもあるでしょう。ですが最小公倍数となるような「キャラ」があるはずだ……!

そう思い、私はずっと「企業に好まれるキャラ」とはなんなのか探求を続けてきました。

これも言いすぎました。時々、適当に考えておりました。

しかし、これさえわかれば、どこの面接に行っても勝てるはずです。

そして、ある日、その答えとなるものを、

私、見たんです!!!

キャラとは、すなわち……

ある日、私が勤めていた外資系金融の最高責任責任者が、ニューヨークをはじめとし、世界中の支店を回り、スピーチをしてくださるという大変ありがたいワールドツアーなるものがありました。

私たち下々の者は会社のいちばん大きなホールに集められ、そのスピーチを聞くことになりました。

そこに現れたのはロマンスグレーの西洋人のおっさんです。

わあ、ロイターニュースとかでよく見る人だぁ~

下々の感想なんてそんなものです。そのおっさんがスピーチを始め、そしてその中で彼が言ったのです。

「学歴、資格、IQ、EQ、ロジカルシンキング、いろいろあるが、そんなものくそくらえだ。本当にオフィスで働く人間が必要なものは、ヒューマンスキルだ!!!」

ヒュー!マン!スキル!!

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