その点、女は、「分析されたい」「ばしっと言い当てられたい」という願望があります。他人から「君はこういう人間!」と言い切られることで、自分を発見したような気持ちになりますし、耳が痛いようなことでもプライドが傷ついたりはせず、「へ~」と流す余裕があります。
女性に「占い好き」「心理テスト好き」 が多いのも、そういう理由からでしょう。
占いが嫌いな男たち
男たちが占いを嫌う理由としては、さきほど述べた「他人にあれこれ言われたくない」以外にも、「論理的じゃないものが嫌い」「そもそも、なんでお前に言われなくちゃいけないんだ」といった心理が挙げられます。
男性は、女性に比べて、誰かの生き方を参考にするという習慣がありません。
女性は、同じ女性のモデルや芸能人のライフスタイル(ファッションやダイエット方法)をそのまま素直に受け入れて、まねる傾向があります。
ところが男性は男性芸能人に簡単に憧れないし、ときには反発することもあるので、男性消費者を動かそうと思ったら、アイコンとなるタレント選びはとても難しいというのは、マーケティング業界の定説になっています。
基本的には人のアドバイスを受け入れない。
女の言葉には耳を貸さないし、男からなにか言われるのなんてムカムカする。
ましてやそれが、うさんくさい占い師だったら鼻にもかけない。
これが、男性の「人から何かを言われる」ことへのスタンスです。
カリスマ経営者の宗教性
そんな彼らでも、ごくたまに信奉して盲従する対象がいて、それが「カリスマ経営者」と呼ばれる人たち。
ビジネスで実績を出した社長たちの、いかに創業時のピンチを乗り越えたか、いかに普段から意識が高いか、いかに財界の実力者と行動を共にしているか、といったエピソードに、男たちは目がありません。
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