季節の変わり目は、1日の温度差が激しく、風邪をひきやすい時期ですね。ストレスの影響や睡眠不足でも体の抵抗力が弱くなるので、食事面のケアをしっかりとしておきましょう。
風邪や流行のウイルスは空気感染によるものも多いですが、風邪がはやっていても、なぜかマスクもしないで平然と仕事をしている同僚が、あなたのオフィスにもいらっしゃいませんか? そういう人は体内の粘膜が丈夫で、呼吸によって入ってくるさまざまなウイルスに体が反応していない、と考えられます。
では、そのような理想的な体はどうやって作れるのでしょうか? まずはどうして風邪をひくのか、という原因を知っておきましょう。
風邪薬だけでは、根本解決にならない
簡単に言ってしまえば、風邪は口や鼻などの呼吸器官の粘膜にウイルス(ライノウイルス)が付着して急性炎症を起こすこと。健康な状態だと、呼吸器官の粘膜がこのウイルスを撃退してくれるのですが、偏った食事やストレスなどで体力が弱っていると、ウイルスに負けてしまい、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せきなどの症状が出てきます。
そもそもこれらの症状も、体の自然治癒力の一種。体内に入ったウイルスを外に出そうとする行為なのです。風邪薬などで一時的に止めることはできても、根本的に改善するためには、やはり日頃の食事で呼吸器官の粘膜を丈夫にしておくことがカギとなるでしょう。
体内の粘膜を丈夫にするには、粘膜の材料となるタンパク質が必須です。これに粘膜の代謝を促進する鉄分とビタミンA、免疫調整作用のある「ラクトフェリン」という成分が摂取できれば理想的です。コンビニ食で補える各栄養素別の食材は、次のとおりです。
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