話題の「サラダチキン」、どう使うのが賢い? 疲労回復のためのコンビニ飯簡単アレンジ!

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
 「コンビニ飯は不健康!」「コンビニ飯が続くと罪悪感が……」とあきらめてしまっている方、印象だけで決めつけてはもったいない! この連載ではシニア野菜ソムリエの丸田みわ子氏が、毎回テーマに沿ってコンビニ飯の上手な選び方を紹介します。今日のテーマは、話題沸騰中のあの“チキン”。

 

セブンイレブンの「サラダチキン」。1パック198円(税抜)で125グラム、プレーンとハーブの2種類がある。

「最近セブンイレブンの『サラダチキン』というのをよく食べるんです。確かにヘルシーな感じはするのですが、帰宅して早々、真空パックからムニュッと出して直接食べていると、なんとも味気ない気持ちになりまして……」。

ある編集者さんからのご相談です。セブンイレブンのサラダチキン、発売直後に一時品薄になったほどの人気商品ですね。ダイエットのために毎日のように食べている、という方も少なくないのではないでしょうか。とはいえ、この編集者さんが言う通り、これだけを食べているというのは、気分的にも、栄養バランス的にも、ちょっと残念な感じです。

ただ、このサラダチキンに代表される鶏の胸肉、使い方次第でビジネスパーソンにとって非常にうれしい機能を発揮する食材なのです。今日はその栄養素についてと、簡単なコンビニ飯アレンジをご紹介しましょう。

“体がだるい”時に摂りたい「イミダペプチド」

10月は一雨ごとに気温が下がっていき、残暑の疲れも癒えないまま、急激な気候の変化で健康な人でも体がまいってしまう時期。その疲労を回復させる成分として、「イミダペプチド」というものが注目されています。これを多く含むのが、まさに鶏の胸肉なのです。

夏の疲れをそのまま引きずる“秋バテ”という言葉も一般化してきましたが、10月は先月までの残暑の疲れが、まだまだ体に溜まっている時期でもあります。気候やオフィスの空調の温度差で、知らず知らずのうちに自律神経が乱れ、体は水分不足や胃腸機能の低下、微熱が続くなどの不調を引き起こしています。いつも体がだるくて、やる気が起こらない、努力が空回り? と感じる時は“慢性疲労”になっているかもしれません。

そこで、体のだるさを感じたら、最近、疲労回復作用で注目されている「イミダペプチド」を食事から摂取しておきましょう。イミダペプチドはヒスチジンとアラニンという2つのアミノ酸が合成された成分で、鶏の胸肉に多く含まれていることが近年の研究でわかりました。

次ページオフィスでもできる簡単アレンジとは?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事