ナゴヤドーム、ご当地グルメがピカイチ 12球団のホームグラウンドへ行ってみた<3>
この日はデーゲームでゲーム開始は14時。13時40分くらいになると、チアリーディングチーム・チアドラゴンズのパフォーマンスが始まる。ゲーム開始時に後攻の中日の選手が守備位置に付く際も、チアが子供をエスコートして守備位置へ。そこへ中日の選手が入ってきて守備位置に付き、子供は選手に握手してもらい、再びチアのエスコートで退場する。このセレモニーは楽天と全く同じ。ちなみに前回、2011年6月に来たときは、このパフォーマンスはなかった。
チアのパフォーマンスは、このあとは4回表前、6回表前、それに7回裏前のラッキーセブン時と合計3回あった。いずれも内野は1塁側、3塁側両方、外野は1塁側の席の前でパフォーマンスを行う。3塁側でも行うのは、こちらも中日ファンでいっぱいになる球場、という自負ゆえなのかもしれない。基本的に3塁側の観客の方が多い神宮球場では、こんなことは絶対にできない。
6月の負傷から復帰したドアラのバック転は8回表前。ゲームは巨人が勝ったので、ゲーム終了時にチアの仕事はなかった。
高い割には豪華度が低い特別シート
ゲーム終了後、S席からの景観と、年間シートのエグゼクティブエリアシートを覗いてみた。エグゼクティブエリアシートは座面はクッション張りで快適そうだが、横幅はさほど広くなさそう。ぱっと見ではあまりゴージャスではない。
西武ドームのネット裏ボックスシートは4つ1組で年間280万円だから、1席あたりは70万円。似たような値段だということを考えると、西武のボックスシートの方が断然ゴージャスだ。もっとも西武ドームは池袋から44分、東京駅からだと1時間以上かかる。仕様の豪華度は立地の差と言うことか。
この日はゲーム終了後にフィールド開放があり、抽選で当たった観客がフィールドに入ることができた。
自然の光がとりこめるよう、天井が二重ガラス構造になっている点は、実はこの球場のウリ。この日はコンピュータ制御で遮光幕の開閉パターンを演出し、様々な図柄を作るサービスがあり、フィールドに入ることができた観客は花火かプラネタリウムを見るようなノリで見物できる。筆者も客席からゆっくり見物させてもらった。この日の図柄はカニだった。
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