東大生が忠告「合格できる?」と聞く親がダメな訳 今が正念場!『ドラゴン桜』で学ぶ受験期の心得
いかがでしたか。この漫画で書いているとおり、世間というのは「結果」を求める空間だと思います。点数とか、学歴とか、就職先とか。そしてそういういろんなわかりやすい指標があるおかげで、人々は切磋琢磨することができると思います。「あいつに点数で勝ってやろう」とか、「あいつに大学受験で負けないようにしよう!」とか。
しかし、結局それだけだったら疲れてしまうんですよね。僕も2浪したときにめちゃくちゃ思い悩んだのですが、「合格できなかったら自分に価値はないんじゃないか」とか、「今までの頑張りが全部無駄になっちゃうんじゃないのか」とか、そんなふうに思うようになってしまうんですよね。
そんなふうに追い詰められているときに、「合格できるのか? どうなんだ?」と結果を求める話をされると、辛くなってしまうんですよね。もっと追い詰められて、もっと思い悩んでしまうことになります。
親よりも子どものほうが気になっている
そもそも「大丈夫なのか? 合格できるのか?」というのは、親よりも子どものほうが100倍気になっています。気になっているけれど、それに対して答えがなく、苦しんでいるんです。だから子どもの本音としては、「うるさいな、そんなの自分のほうが気になるよ!」だと思います。
そんな中で親御さんの役割として重要なのは、結果ではなく「過程」をほめてあげることです。「よくここまで頑張ったね」とか「結果はなるようにしかならないけれど、今までの頑張りは無駄にはならないよ」とか、そういうことを言ってもらえるほうが何百倍も力になるのです。
実例をあげると、東大生の親の中には合格発表の日ではなく試験終了の日にご馳走を作る、という人がいました。「とにかくよく頑張ったから、結果はどうなるかわからないけれど」と、あえて結果を気にしないで過程のほうを評価してくれるわけですね。
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