話題の「30分で絵を描く」秘訣、驚くほど簡単4手順 とにかく楽しい!「キスラー式」上達のコツは?

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「ステップ4」では、不要な部分を消す、さらに陰影を付け加えるなどの最終チェックをします。

【ステップ4】最後の「仕上げ」をする

「仕上げ」の際には、ぜひ「ハイライト」も意識してみてください。物体に光が当たって最も明るく見える場所のことで、消しゴムでその部分をきれいに消して「明るさ」を強調すると、より立体的な絵になります。

さらに洗練されたリアルな絵に近づくために、影の部分をぼかすことも効果的です。そのための道具として、「擦筆(さっぴつ)」をおすすめしています。紙をきつく巻いて両端をペンのように尖らせたもので、市販品もありますが、折りたたんだティッシュやペーパータオルなどで代用することが可能です。

「擦筆」で影の輪郭線をこすりながらぼかしていく(出所:『誰でも30分で絵が描けるようになる本』)

楽しんでいるうちに、いつのまにか上達する

どのレッスンも、この「4ステップ」方式で、ステップごとに5~10分の時間制限を設けて、「どんどん先に進んでいく」ことを重視しています。頭で考えるよりも、すぐに「創作活動」に入ることが大切だと私は思うからです。

同じ流れで課題をくり返すうちに、いつしか「図形を描き写す」「影をつける」などアートの技法が身付いていきます。「自分にも描ける」という実感を積み重ねて楽しんでいるうちに、いつのまにか上達しています。

それが「キスラー流『4ステップ方式』」なのです。ぜひ、みなさんもマスターして、30分で「アーティストのような絵」を描けるようになりませんか

マーク・キスラー 画家、アーティスト、絵画講師

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Mark Kistler

画家、アーティスト。世界で最も人気のある著名な絵画講師のひとり。アメリカの大人気番組『マーク・キスラーのイマジネーション・ステーション』の司会を長年務め、優れたテレビ番組、テレビ業界の功績に与えられる、最も権威ある文化賞のひとつ「エミー賞」を受賞。15歳のときに、ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』に触発され、「子どもたちに絵を教えること」をライフワークとしてスタート。現在も毎年、全米各地の学校を訪れ、数万人の大人や子どもに向けて「3Dの絵を描く」教室や、家族向けワークショップを開催している。著作は、ドイツ、ロシア、中国、韓国、ポーランド、ウクライナなど世界中で翻訳され、累計100万部を超える。

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