「ステップ4」では、不要な部分を消す、さらに陰影を付け加えるなどの最終チェックをします。
「仕上げ」の際には、ぜひ「ハイライト」も意識してみてください。物体に光が当たって最も明るく見える場所のことで、消しゴムでその部分をきれいに消して「明るさ」を強調すると、より立体的な絵になります。
さらに洗練されたリアルな絵に近づくために、影の部分をぼかすことも効果的です。そのための道具として、「擦筆(さっぴつ)」をおすすめしています。紙をきつく巻いて両端をペンのように尖らせたもので、市販品もありますが、折りたたんだティッシュやペーパータオルなどで代用することが可能です。
楽しんでいるうちに、いつのまにか上達する
どのレッスンも、この「4ステップ」方式で、ステップごとに5~10分の時間制限を設けて、「どんどん先に進んでいく」ことを重視しています。頭で考えるよりも、すぐに「創作活動」に入ることが大切だと私は思うからです。
同じ流れで課題をくり返すうちに、いつしか「図形を描き写す」「影をつける」などアートの技法が身付いていきます。「自分にも描ける」という実感を積み重ねて楽しんでいるうちに、いつのまにか上達しています。
それが「キスラー流『4ステップ方式』」なのです。ぜひ、みなさんもマスターして、30分で「アーティストのような絵」を描けるようになりませんか。
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