母から娘へ!90年代「ギャル文化」が再燃の必然 コギャルたちを沸かせた5つのアイテムとは?
「カバンにつけて毎日人形の髪をなでてました」(45歳)、「願いが叶(かな)うって信じていて恋愛トロールをつけていたら彼氏ができた」(42歳)
4位にランクインしたのはトロール人形。「トロール」とはノルウェーの民話に登場する妖精で、そのトロールをもとにキャラクター化された商品がアメリカ製の「トロール人形」。その毒々しい蛍光色の髪をなでながら願い事を唱えると叶うといわれ、1990年代に女子中高生の間で大ブレイク。サブバッグやポケベル、ケータイにトロール人形が揺れていた。いつの間にか見なくなったけれど──。
「トロール人形は1960年代にヨーロッパやアメリカで一大ブームを巻き起こしたおもちゃでした。日本でのブームは1990年代で、2000年代に入るころには身につけるというブームは終焉(しゅうえん)を迎えていたようです。色黒ギャルとトロール人形の蛍光色の髪色がマッチしたものでした。
トロールは2013年に映画化されプチ再ブームがきました。最近だとEXITの兼近さんがトロール人形のような姿をインスタにアップして話題に、と再びブームになる可能性を秘めているように思いますね」(前出・神戸さん)
雑誌から火がついた流行も
「彼氏の高校がおしゃれで有名な男子校だったので、そこの生徒と付き合っているのが自慢だった」(40歳)
今では理解不能だが、他校とカバンを交換するのがはやっていた1990年代。中でも彼氏と交換するのがステータスだったとか。前出の神戸さんは、
「スクールバッグがブランド力を持ち始めたのは、ギャル雑誌で特集を組んでから。1996年ごろ人気読者モデルの子たちが彼氏とスクールバッグを交換しているのを紹介してから火がつきました。とくに関東の人気男子高校のサブバッグは人気で、サブバッグ狩りなども行われていたといいます」
中でも1990年代は男子校だった昭和第一高校(東京都)や法政第二高校(神奈川県)などが人気だった。
だが、過熱したがゆえ、スクールバッグ交換禁止の学校も増え、徐々にそのはやり自体が消滅していったようだ。
元ギャルたちは今どのような生活を送っているのか。
「主婦やってる人が大半だと思います。ただ彼女たちのパワーはすごい。彼女たちは若さに価値があることを存分に知っているので、子どもにもその価値観を受け継がせる人が多い。その娘たちが今女子中高生になっている。再びギャルブームがくるのは必然かもしれませんね」(神戸さん)
(初出:週刊女性2021年11月30日・12月7日合併号/Web版は「fumufumu news」に掲載)
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