字がヘタな人が知らない「ひらがな書き」の超テク 似た形ごとに練習していくとてきめんに上達する
近年、急速にオンライン化が進んだ反動からか、逆に、手書きの良さがまた見直されています。打ち合わせも商談もリモートが当たり前になって、直接会う機会が減ったため、礼を尽くそうとすると自然と手書きの手紙を書く機会が増える、ということもあるでしょう。
「きれいな字が書きたいなあ」と思ったとき、多くの方が、漢字をきれいに書くことが大事と思うかもしれません。
文章の7割以上はひらがな
もちろん、漢字も大切ですが、拙著『誰でも確実に美文字になる るいとも練習法』でも紹介しているように、私はまず、ひらがなをきれいに書けるようになることをお勧めしています。なぜなら……
「ひらがなは文章の7割以上を占めている」
からです。
新聞でも雑誌でも、普段書く文章でも、全体の7割が、場合によっては、7割以上がひらがなで構成されています。
それどころか、日常でよく使う言葉の代表「ありがとうございます」は、すべてひらがな!もうすぐ準備を始める人も多い年賀状の「あけましておめでとうございます」もそうです。
「いつもお世話になっております」も、14文字のうち、漢字はたったの2文字。あとはすべてひらがなで、割合にすると、8割以上!
「これからもよろしくお願い申し上げます」だと、漢字は18文字中、3文字です。
ですから、ひらがなをきれいに書けるようになれば、文字全体の7割以上をきれいに書けるようになるということ。これが「ひらがなを制する者は美文字を制す」と言われている理由なんです。
でも、もしかすると、「ひらがななんて、画数は少ないし、数も少ないし、漢字よりずーっとラク」と思っていませんか?
じつは、直線が多く、いろいろな要素を組み合わせて書ける漢字よりも、一つ一つがほとんど違う形で、しかも、曲線が多いひらがなのほうが難しいと私は思っています。
では、その大事なひらがなを、きれいに書けるようになるには、どうしたらよいのでしょうか?
無料会員登録はこちら
ログインはこちら