字がヘタな人が知らない「ひらがな書き」の超テク 似た形ごとに練習していくとてきめんに上達する
次は「く」と「へ」です。
この2つの字は、折れて、広い角度を作るところが似ています。
たぶん皆さんが普段書いている字より、かなり広く角度を開けるほうが、広々とした気持ちのよい字になるでしょう。
悪い例のように、角度が狭いと、窮屈な印象の字になってしまうので気をつけましょう。
特に「へ」は、書き出しが上に向かっていると、どうしても角度が狭くなるので、右ナナメ上にスタートするのがポイント。最終的な形はヨコ長の四角におさまるイメージです。「へ」はヨコ長の形としっかり覚えてください。
長さにも気をつけましょう。「く」は、折れる前と後がだいたい同じ長さですが、「へ」は、1対2ぐらいにするときれいです。
今、自分は何に気をつけたらいいのかな、と意識しながら練習すると、上達が早く、お手本がなくてもしっかり書けるようになりますよ。
このように、ひらがなは似た仲間どうしで練習していきます。
1画ではない字の例も紹介しましょう。
次は、教室にいらっしゃる生徒さんの、じつに80%以上がまちがった形で書いている「ち」と「ら」です。
もしかして、あなたも「悪い例」のようにまちがって書いていませんか?
なかでも特に多いのが、タテ線が短く、次のカーブをよっこらしょと、上に持ち上げてまん丸くしている書き方です。これ、残念ながら、とても子供っぽい字に見えますよ。
ひらがなを書くときはいつも、その字が全体的にどんな形なのかを意識して書くようにしましょう。「ち」も「ら」も、全体の形はタテ長だ、と意識していれば、少なくとも、丸っこい形には書かないはずです。
この2つの字のるいともポイントは、「ち」も「ら」も、タテの線を長くするということ! このときタテの線を少し左にふくらむようにしならせるときれいです。
次に、カーブは、大きく回らずに、右に向かって小さくまとめる(「つ」に似た形となります)のもポイントです。
じつは似ている「ち」と「ら」。 すっきりと大人っぽい字を目指しましょう。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら