背を伸ばしたい中高生向け「卵と肉」1日の必要量

牛乳を毎日たくさん飲むだけでは不十分だ

kai / PIXTA
「身長を伸ばしたい」と思っても、大人になってからでは限界があります。特に男子の身長がぐんぐん伸びる「成長スパート」は、中学生になってからが本番です。
『中高生の身長を伸ばす7つの習慣』では、背を伸ばす栄養素や、反対に背が伸びるのを邪魔する食べ物や生活習慣を紹介しています。本稿では、同書から一部を抜粋・編集しお届けします。

タンパク質は「食いだめ」できない

身長を伸ばすうえで大事なのが、成長ホルモンの分泌です。その合成に必要なものに、アルギニン、リシン、グリシンなどがあります。それらを多く含む栄養素がタンパク質です。昔から寝る子は育つといいますが、特に睡眠の質を高めるのがグリシンです。しかし、身長を伸ばすためにタンパク質がどのくらい必要なのでしょうか。

身長を「伸ばす原則」はシンプルです。身長が伸びるということは、骨が伸びるということ。

体が大きくなる分、血液や細胞も増えるため、いろいろな栄養素が関わります。たとえば、身長が伸びない子の悩みに気づいたお母さんの質問でいちばん多いのが、「息子が背を伸ばしたいと、牛乳を毎日たくさん飲んで、カルシウムをとっているのですが……」という言葉です。そこで「カルシウムだけでは、背は伸びませんよ」と私が瞬時に答えると、ハトが豆鉄砲を食らったかのように「え~??」と、ほとんどのお母さんはショックを受けます。

確かに、カルシウムは身長が伸びるためのヒーロー栄養素のひとつではあるのですが、骨の成分にとっていちばん大事な栄養素は、タンパク質なのです。

骨に限らず、筋肉・血液・ホルモン・酵素・歯・皮膚・髪の毛に至るまで、タンパク質は人体をつくっているすべての土台となる栄養素。タンパク質の化学名はプロテインといいますが、この名前の由来がキリシャ語のプロテイオス。「第一のもの・いちばん大切なもの」という意味なのです。プロテインというと筋肉ムキムキをイメージさせますが、実は、人体を構成し、骨が成長する毎日の新陳代謝には欠かせない、第一に必要な材料です。そしてタンパク質は食いだめができないため、毎日欠かさずとることが必要なのです。

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