ミッドシップ「コルベット」の真価はコーナリング 「新型コルベット」をターザン山田がぶった斬る

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じつはアメ車が大好きで、新型コルベットに興味津々のターザン山田氏(東洋経済オンライン編集部撮影)

:やっぱりチューニングカーが好きですね! 改造車のイメージが強い山田さんですが、アメ車に思い入れってあるんですか?

:じつはアメ車がめちゃくちゃ大好き♪ アメリカでモータースポーツ活動を何年もやっていたし、全米のサーキットでレースカーも走らせてもきた。普通のサーキットから市街地コースにオーバルコース、ドラッグコースまで、アメリカではすべてのモータースポーツを満喫してきたんだ。レースも素晴らしいけど、ドラッグレースも楽しかったし、ショートオーバルで走らせるドリフトも最高だった。

また、国内では、スーパーGTでV10 8Lの「ダッジ・バイパー」を走らせ、国内スーパーGTでアメ車が初優勝したときは本当に嬉しかった。そして、プライベートでもキャデラックにも乗っていたことがあるんだ。というわけで、アメリカレース文化にどっぷり浸かってきたし、アメ車も愛車として乗るくらい大好きなんだよね。だから新型コルベットは、すごく気になっていた1台でもあるんだ。

インプレッション 街乗りではすごさが伝わらない!?

新型コルベットの走りをチェックするターザン山田氏(東洋経済オンライン編集部撮影)

:なるほど~、意外ですよね。日本でターザン山田と言えば、国産車やチューニングカーのイメージが強いですが、よく考えてみればアメリカで長年レース活動をしているんですよね、では、昔話はそのへんで、さっそくインプレッションをお願いします(笑)。

意外にも広いトランクスペース。ターザン山田氏もすっぽり! さらにフロントにもトランクスペースがあるので、予想以上に積載能力がある(東洋経済オンライン編集部撮影)

:まず乗り込んで、コクピットに収まるという言葉がバッチリ当てはまる雰囲気が本当に最高! 円形じゃない、四角いステアリングとセンターのコルベット伝統のエンブレムもかっこいいよね。ただ、混雑している高速道路では、スポーティな内外装とは違う、ちょっと雑な感じがボディから伝わってくる。

正直言えば、第一印象は悪かった。こんなもんなの!?って気分。

多分、高剛性アルミやマグネシウム、CFRPを組み合わせた軽量スペースフレームボディが路面から凹凸をダイレクトに拾っちゃって、まったくコンフォートじゃないだよね。かといってアメ車らしいトルク感も体感しづらい。

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