ミッドシップ「コルベット」の真価はコーナリング 「新型コルベット」をターザン山田がぶった斬る

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新型コルベットの走行シーン(東洋経済オンライン編集部撮影)

:1日走り回って、圧倒的な走りのパフォーマンスも存分体感できたよ。6.2L V8のエンジンに8速デュアルクラッチで最高出力502ps、車両重量1670kgというスペック。さらにミッドシップレイアウトと、今までのコルベットとはまったく違う。

乗った感触としては、最高速も余裕で300km/hが出そうなエンジンパワーとトルクだよね。ボディを見れば、空力も抜群にいいだろうし、楽勝で300km/hの壁を超えるんじゃないかな!

:さすが最高速アタックを幾度となくこなしてきたプロドライバーの意見ですね! さすがに公道じゃ、その性能をすべて堪能することは難しそうですけどね。

:まぁね(笑)。ただ、自分は仕事柄、サーキットだけではなく、テストコースで最高速アタックする機会も多くて、軽く乗れば体感でわかるんだよね。今年だけでも300km/hで走らせたクルマは10台を超える。その経験から言わせてもらえば、新型コルベットは、間違いなく最高速300km/hオーバー、ゼロヨン11秒台前半で走ってくれそうだ。間違っていたらゴメン(笑)。あくまでプロドライバーの経験からくる勘だからね。

ただ、空力も優れているし、安定感はすごい。これなら300km/hで走らせても安心だなって気持ち、わかるかな~。300km/h出したことがある人間じゃないとわかんないだろうな~(笑)。今度、テストコースに持ち込んで、ちゃんと最高速を計測してみたいよね!

502psを絞り出す6.2L V型8気筒エンジン

6.2L V型8気筒可変バルブタイミングのLT2エンジンを眺めるターザン山田氏(東洋経済オンライン編集部撮影)

:アメ車と言えば大排気量が魅力ですが、新型コルベットのエンジンはどうですか?

:自分は、ベースエンジンに手を加えた、いわゆる“チューニングカー”や“改造車”が得意分野だけど、C8コルベットに搭載されたV8 6.2Lのノーマルエンジンは、かなり排ガスや点火、そのほかでパワーが抑えられている印象だね。マフラーをよりスポーティなものに変えて、リセッティングするだけで簡単にパワーアップできそう。さらにターボチャージャーといった過給機を追加すれば、楽に1000psオーバーのチューニングカーが完成する! 誰かやらないかな~、めちゃくちゃ楽しそう!

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