「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー(略称:COTY<Car of the Year Japan>)」のイヤーカーに選ばれたスバル「レヴォーグ」。2020年8月に先行予約を開始、10月の正式発表を経て、11月下旬よりユーザーへデリバリーがはじまっている。エンジンからプラットフォーム、さらに運転支援システム「アイサイト」も進化させたスバルの本気が詰まった1台だ。
44%のねじれ剛性アップを実現したボディ補強と、国内初となる“インナーフレーム構造”を採用した新世代のスバルグローバルプラットフォーム(SGP)に注目。さらに1.6Lから1.8Lにアップサイジングされた新開発の水平対向4気筒DOHC 1.8リッター直噴ターボ“DIT”エンジン「CB18」など、走行性能の底上げが実施されている。
日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、勢いに乗っている新型レヴォーグだが、デリバリー開始直後でユーザーの声もまだ少ない。アイサイトXやデジタル化が進んだインテリアなど、見どころの多い新型レヴォーグだが、クルマの本質は走り。そこで今回は、国内はもちろん海外でも豊富なレース経験を持ち、市販車ベースのチューニングカーに精通したプロレーシングドライバー“ターザン山田”こと山田英二に新型レヴォーグの“走り”をチェックしてもらった。
ファーストコンタクト ターザン山田✕新型レヴォーグ
東洋経済オンライン編集部(以下、編):今回からはじまる“ターザン山田の試走記”ですが、記念すべき1台目は、日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた新型レヴォーグです。今回は、新型レヴォーグの中でも走りグレード「STI Sport EX」を借りてきました。まずは新型レヴォーグで気になるところはどこですか?
ターザン山田(以下、タ):やっぱり1.8Lターボの実力が気になるよね。あとは可変ダンパーを採用しているみたいだからサスペンション性能。それとボディ剛性と4WD(AWD)のマッチングだね。とにかく新型レヴォーグは機能満載だから、まずは高速道路や市街地でインプレしてみたいよね。
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