2代目レヴォーグ、ターザン山田がぶった斬る レーサーがカーオブザイヤーの実力をチェック

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:ただ、少し残念なのが高回転まで引っ張ると、加速感はあるけど1.8Lという排気量の限界が見えてしまうことかな。低回転域から中回転域でターボが効いてくれるぶん、信号でのダッシュとか、高速道路で一気に加速するときに排気量の小ささが顔を出すんだ。そこまで欲張るのは無理な相談かもしれないけど、中低速の加速があまりにも自然だから目立っちゃうよね。

ドライブセレクトモードでは、コンフォート/ノーマル/スポーツ/スポーツ+の4種類に加え、自分好みにセッティングを楽しめるインディヴィジュアルモードが用意されている(東洋経済オンライン編集部撮影)

:ちなみに新型レヴォーグのSTI Sportは、スイッチひとつでクルマのキャラクターが一変する「ドライブセレクトモード」を新採用していますが、どうですか?「コンフォート」「ノーマル」「スポーツ」「スポーツ+」、さらに自分好みに設定を変更できる「インディヴィジュアル」のモードがあり、それぞれのモードでエンジンの出力特性やステアリングフィール、AWDの旋回性能、アイサイトやエアコンの設定まで変化するそうですよ。

:ドライブモードを「スポーツ+」にすると、大げさにいうと大排気量V8エンジンのようなトルク感とパワーが出るよね。「ノーマル」でも十分だけど、レスポンスもグッとよくなる印象かな。変化がわかりやすいから楽しいね。

電子制御ダンパーの実力は?

:ここまではエンジン特性を中心に聞きましたけど、新型レヴォーグは路面や車両の状況に合わせて減衰力を可変制御する電子制御ダンパーを採用しています。ドライブモードでサスペンション特性も変わるみたいですけど印象は?

ドライブセレクトモードを変更すると、可変ダンパーの減衰力設定も変わる。その中でもターザン山田のお気に入りはコンフォートモードだ(東洋経済オンライン編集部撮影)

:可変ダンパーも特徴的だよね。新型車は、サスペンションも含めた電子デバイスによる統合制御が増えているけど、シチュエーションに合わせて乗り心地や特性が変わるのはいいよね。「コンフォート」「ノーマル」「スポーツ」「スポーツ+」と順番に切り替えていくと、しっかりとサスペンションの変化が感じられる。

:その中でも気に入ったのはコンフォートモードだね。柔らかくて乗り心地もいいし、市街地や高速道路でタイヤの接地性能を損なわず、しなやかに包み込むように走らせることができ、柔らかさによるストレスも本当に少ない。ダンパーによる減衰力の発生も感じられるし、高級感もあってすごく気に入った。

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