【世界的に人気が高まるモータースポーツ"F1"に新規参入】2026シーズンから新チームを立ち上げ参戦する「アウディ」が語る商業的価値

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F1参戦マシン「R26」ローンチの瞬間。ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグの映像とリンクして、ベールがはぎとられマシンがあらわれる凝った演出に歓声があがった
F1参戦マシン「R26」ローンチの瞬間。ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグの映像とリンクして、ベールがはぎとられマシンがあらわれる凝った演出に歓声があがった(写真:AUDI AG)

2026年1月20日の夜(現地時間)、ドイツ・ベルリンにおいてアウディは初となるF1チーム「Audi Revolut F1 Team」のローンチイベントを行い、ニューマシン「R26」のカラーリングを正式発表した。

アウディのレース活動といえば、近年はWEC(世界耐久選手権)やフォーミュラEであり、F1は初挑戦となるカテゴリーだ。しかも、ほとんどのチームがフェラーリ、メルセデスAMG、ホンダといった強豪チームか、サプライヤーからパワーユニットの供給を受けるなかで、パワーユニットとシャシーの両方を自社開発するフルワークス体制をとる。現在、この体制でF1に参戦している自動車メーカーはフェラーリとメルセデスAMGのみである。

【写真】アウディ初のF1チーム「Audi Revolut F1 Team」のマシンやドライバー、イベントの様子(10枚)

マーケティング的“F1参入”の価値

マシンはチタンカラーをメインに、鮮やかなラバレッドのアクセントをはさんで、ボディ後部は地のカーボンファイバーを活かしたカラーリングとなっている
マシンはチタンカラーをメインに、鮮やかなアウディレッドのアクセントをはさんで、ボディ後部は地のカーボンファイバーを生かしたカラーリングとなっている(写真:AUDI AG)

なぜ今、アウディはF1に挑戦するのか。その理由のひとつは近年の世界的なF1人気の高まりを受けてのマーケティング戦略と考えられる。きっかけは2016年にアメリカの大手メディア企業リバティメディアがF1の興行権を持つフォーミュラワン・グループを買収したことに端を発する。

2019年にはNetflixでF1ドライバーにスポットを当てたドキュメント番組『Formula 1:Drive to Survive(邦題:Formula 1: 栄光のグランプリ)』がスタート。それまで人気が定着しなかったアメリカ市場においてF1に注目が集まり、若い世代にもファン層が拡大する。

さらに異例とも言えるシーズン中のF1ドライバー、チームが全面協力して制作されたブラッド・ピット主演の映画『F1』が2025年に公開され大きな話題となった。F1レースの開催は1国1戦の原則がある中で、2026年シーズン全24戦中、なんと3戦がアメリカで開催されるまでになった。

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