2回にわたってインターチェンジ(IC)名にスポットを当ててきた当連載、今回は都市名ではない名称を使ったインターチェンジにスポットを当てる。
近年、全国のIC名を見渡すと「○○温泉IC」「○○空港IC」という名称が目につく。地元の利用者というよりは、遠来の観光客への便宜を図っているような“おもてなし”名称といってよい、これらをまず俯瞰したい。
「箱根IC」はないけれど
まずは「温泉」から。温泉が入るインターチェンジを北からざっと拾っていくと、次のようなものがある。並べてみると、新潟を含む東北と中国地方に集中していることがわかるだろう。
■かみのやま温泉IC(東北中央道/山形県)
■村上瀬波温泉IC(日本海東北道/新潟県)
■下部温泉早川IC(中部横断道/山梨県)
■吉岡温泉IC(山陰道/鳥取県)
■浜村鹿野温泉IC(山陰道/鳥取県)
■湯郷温泉IC(美作岡山道路/岡山県)
■湯田温泉スマートIC(中国道/山口県)
■長門湯本温泉IC(山陰道/山口県)
しかし、どの温泉名も、周辺地域では知られていても、別府や箱根のように全国的に有名なものはほとんどないのだ。ちなみに「別府IC」はあるが、「箱根IC」はない。
純粋に温泉名だけの「吉岡温泉IC」や「湯郷温泉(ゆのごうおんせん)IC」のような命名もあれば、地域名と組み合わせた「下部温泉早川IC」(早川は、このICが玄関となる山梨県南巨摩郡早川町を指す)という連名のICもある。
このうち「あつみ温泉」は、JR羽越線に同名の駅がある。ただし、1977年までは温海(あつみ)駅であった。
同様に、奥羽本線にあるのは、かみのやま温泉駅だ。この駅は92年、山形新幹線の停車に合わせて現駅名に改称されたものである。また、下部温泉駅もJR身延線に存在するが、こちらも91年までは単に下部駅であった。





















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