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ミッドシップ「コルベット」の真価はコーナリング 「新型コルベット」をターザン山田がぶった斬る

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新型コルベットのフロントフェイス(東洋経済オンライン編集部撮影)

:わかります! すごく乗りやすいんですけど、スーパーカーらしさがないというか、「あれ?こんなもの?」っていう物足りなさがありますよね。

:そうなんだよ。ただ、この高剛性軽量ボディと、ミッドシップコルベットの良さはコーナリング! 峠に入ると表情は一変、コーナリング性能は超本物だと教えてくれた。

新型コルベットのリアビュー(東洋経済オンライン編集部撮影)

アクセルを踏み込むと、6.2LのV8エンジンはNAらしいトルク感だし、圧倒的なパワーで6500rpmまで吹け上がる。また、8速DCTと組み合わせることで、シフトアップ時のパワーロスをほとんど感じることなく、1速40km/h、2速80km/hと上昇していく。ギア比も抜群で、このまま全開にすれば、300km/hに何速何回転で到達するかワクワクしてくる。

:V8エンジンの仕上がりはどうでしたか?

:リミッターは6500rpmだったと思う。あまりにもすごい加速感で、ちゃんと見てなかったのでカタログ参考にしてください(笑)。

エンジンに関して言えば、今は排ガス規制もきびしいし、そのあたりを取っ払えば間違いなく速くなるはずだ。ノーマルでも十分速いんだけどね(笑)。とはいえ、国内やアメリカも排ガス規制がきびしいし、とにかく効率のいいマフラーを装着したいところだよね。これは新型コルベットに限らず、どんなクルマでもぶつかる壁だよね。

ミッドシップ化による圧倒的なトラクション性能

ミッドシップに搭載されたエンジン(東洋経済オンライン編集部撮影)

:あと、ハイパワーV8エンジンをミッドシップに搭載することで、思った以上のトラクション性能が確保されている。FRだとパワーとトルクに負けて、リアのトラクション抜けが起きるけど、それをまったく感じさせない安定感はさすが。これはミッドシップレイアウトの恩恵だね。

新型コルベットの走行シーン(東洋経済オンライン編集部撮影)

みんな知ってのとおり、俺は運転が抜群にうまいけど、ドリフトさせようと思ってもリアが路面に張り付いてうまくドリフトできないくらい(笑)。それくらいトラクション性能がずば抜けているし、それがコーナリングにも効いてくる。また、フロントの入りも抜群で、まるで車重1tくらいのクルマみたいなハンドリングで、じつに気持ちよく操ることができる。

ブレーキの利きやバランス感も素晴らしくて、ブレーキシステムによるストッピングパワーもあるけど、ミッドシップによる前後バランスの最適化でコーナー進入時の理想的な姿勢が作りやすい。これは、基本設計の良さだよね。

唯一、不満があるとすればABSの介入が少し早めなので、もっと踏力を強くした状態でABSを働かせたいかな。

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【ターザン山田、新型コルベット総括】

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