「在宅仕事はかどらない人」典型的な朝の過ごし方 在宅のメリットをいかす時間の使い方とは
そんなときは、5分でいいので仮眠をとりましょう。そうすることにより、覚醒度の底辺から次のアップの波(周期)に上手く乗ることができます。つまり、高い集中力が再び手に入るということです。
また、たまらない眠気というほどではないけど仕事がはかどらないときは、ダイニングやリビングなど別デスクや別の部屋へ移ってみてください。場所を移動すると、場所ニューロンが活発化して脳がリフレッシュします。
場所ニューロンは記憶の一時保管庫と呼ばれる海馬に存在し、場所ニューロンが活発化することで海馬全体も活発化し、記憶力が増強するのです。余談ですが、「歩きながら勉強すると記憶しやすい」というのは脳科学的に正しいのです。
それと、セロトニンが低下するこの時間帯は、事務仕事や発送業務など疲れていてもしやすい作業にあてると効率がよくなります。また、オンライン会議をここに挟むのもよい休憩になるでしょう。午前中に会議をすれば時間泥棒になりますが、午後だと気分転換になるはずです。
夕方は朝に次ぐ「好機」
【夕方4時以降】締め切りと終業時間は必ず守る
夕方は、朝のゴールデンタイムに次ぐ好機です。「業務時間が終わってしまう」「あと1時間でこの仕事を終わらせないといけない」など、締め切りを意識するからです。
人は追い込まれると、脳内にノルアドレナリンが分泌されます。ノルアドレナリンは、集中力を高め、脳を研ぎ澄ませる作用があり、最高のパフォーマンスを発揮してくれます。命の危険が迫るピンチに陥ったときも同様です。生きるか死ぬかのときに、悠長に考えている余裕はありませんからね。
追い込まれたときに得られる高い集中力を活かして、仕事をこなしましょう。
ただし、「夕食後や夜中に仕事をすればいいや」という考えは捨ててください。そうすると集中力は高まらず、だらだらと仕事続けないといけない羽目に陥ってしまうからです。
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