ランチに誘われると、困る理由
――近年、とても多くのネパールレストランをみかけます。日本にいるネパール人の数は2000年からすると10倍ほどに増えたとも聞きます。
そうなのです。この2年ほどでも急激に増え、現在3万人を超えています。インドレストランで働いている人がネパール人ということも多いのですよ。子どもの数も増えたために、ネパール人の小学校もできました。
――ネパールと言えば食のイメージがあります。
レストラン経営をしているネパール人が多いので、そうかもしれませんね。食に関して言えば、日本と異なることがあります。ネパールでは昼食を食べないこともあり、食事は1日2回の人が多いのです。ですから実はランチミーティングに誘われると困ってしまうのです。
ネパールでは朝起きて、お茶やミルクを飲みます。日本のように起きてすぐに朝食は食べません。そして9時以降ぐらいに朝食を食べてオフィスに行き、10時ぐらいから仕事が始まります。日中はスナックを食べて、夏であれば17時まで、冬であれば16時まで働き、19時に夕食を食べます。
私個人の話をすれば、朝は4時に起きます。顔を洗ったり、お祈りをして朝5時には散歩に出掛けます。戻ったらお茶やミルクを飲み、6時には出掛ける準備がすべてできている状態です。9時にお米、ダル(レンテルなどの豆)、野菜、ヨーグルトなどのしっかりとした朝食を食べ、大使館に行きます。
そして14時に軽くチャパティや野菜などを食べ、17時に大使館を出て19時に夕食を食べ、21時半ぐらいには寝ます。ネパールでは多くの人がこういう習慣なのです。
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