「分断」を象徴するかのような結婚会見
幾多の障害を乗り越えて、眞子さんと小室圭さんがゴールインしました。本来は、とてもおめでたい話なのに、国民の世論は「賛成派」「反対派」で真っ二つ。
10月26日に行われたお二人の結婚会見も、結婚を「肯定する側」「否定する側」が最後まで歩み寄ることがない、まさに「分断」を象徴するかのような内容でした。
落ち着いた様子の眞子さんから感じられたのは、「喜び」というよりも「怒気」と「悲しみ」。彼女たちに共感する立場の人には、その潔さ、吹っ切れ方が、すがすがしく見えたほどでしたが、逆に反対する人たちは、後ろ足で砂をかけられたような気分になったかもしれません。
ここまでこじれた最大の要因はなんといっても「『コミュニケーション』のもつれ」ではなかったでしょうか。突き詰めれば、「何をしたか、しなかったか」というより「何を言ったか、言わなかったか」の問題。
当初から、もっと上手にコミュニケーションができていれば、ここまで禍根を残すことにはならなかったでしょう。本記事では、お二人の「話し方」から、「会見に込められた意図」を読み取るとともに、「今後の皇室のコミュニケーション戦略のあり方」について考えてみましょう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら