「会社四季報 業界地図デジタル」が始動 "マップで俯瞰"から始まる新しい業界研究
東洋経済新報社は11月1日、「会社四季報 業界地図デジタル」(https://gyoukai.toyokeizai.net)をリリースしました。累計200万部突破の「会社四季報 業界地図」を完全デジタル化した、マップで俯瞰する業界研究サイトの決定版です。
皆さんは、「業界研究」をやる機会があるでしょうか。就職活動や転職活動、株式投資、営業の新規顧客開拓などにおいて、業界研究はよく行われています。そうした「業界研究」のニーズに応えてきたのが、東洋経済発刊の「会社四季報 業界地図」です。「会社四季報 業界地図」は毎年、部数を伸ばしており、昨年版は初めて発行部数が年間20万部を突破。今夏発売の最新版はそれを上回るペースで部数を伸ばしています。
なぜ、出版不況下でも「会社四季報 業界地図」はそれほど好調なのか。情報が氾濫する時代だからこそ、企業の立ち位置を知りたい。コロナ下で激動の時代だからこそ、現状を俯瞰したい。そうした時代背景もあるでしょう。また業界動向を伝えるには、各企業への丹念な取材が不可欠です。東洋経済ならではの記者の取材の蓄積が「会社四季報 業界地図」の強さの一因と自負しています。
一方、「会社四季報 業界地図」には紙版ならではの制約もあります。誌面スペースの都合で、掲載企業数に限りがある。気になる業界情報と企業情報をスピーディーに往来できない––。そうした制約をデジタル版で打破したい。既存のコンテンツを単に「届ける」だけでなく、新しい「体験」を提供したい。そうした思いで開発したのが「会社四季報 業界地図デジタル」です。
「業界地図デジタル」では182のデジタル版業界マップを作成。そのマップと東洋経済が蓄積してきた企業データを紐付け、気になる業界と企業との間をスムーズに移動できるようにしました。掲載対象は全上場企業に広げ、掲載企業数を約6300社に拡充。業界規模や年収、利益率、店舗数など、さまざまな独自ランキングで業界・企業を比較することもできます。
さらに身の回りにある生活シーンから関連業界を探し出せる「世の中マップ」を掲載。マップで世の中を俯瞰し、業界を探す。さらに業界のマップを俯瞰し、企業を探す。このような新しい業界研究体験を提供します。
「業界研究」というと縁遠く感じる方もいるかもしれません。ただ、業界研究は就職・転職や株式投資、営業活動などで役立つだけではありません。個人の嗜好がデータ化され、興味・関心に近い情報ばかりに囲まれる現代だからこそ、世の中や業界を“マップで俯瞰”することで、知らない業界や企業に出合うことの価値は高まっていると考えます。
スマートフォンで手のひらに収まる「業界地図デジタル」から、いつでもどこでもマップを広げ、経済社会の動きを俯瞰してみませんか。
「業界地図デジタル」プロジェクト責任者 許斐 健太
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