パナソニック「野菜工場」の可能性 <動画>シンガポールの自給率向上目指す
シンガポールにある屋内野菜工場の科学者たちが、育成にかかる時間とコストの削減に最新技術で取り組んでいる。パナソニック実験農場は、この小さな島国の生産力向上に向けたプロジェクトの一つ。同国は現在、農産物の95パーセント以上を輸入に頼っているため、国産野菜の生産量を伸ばしたい考えだ。詳細をみていこう。
未来の野菜工場
ここは未来の野菜工場といえるものだ。パナソニックの既存工場内の実験施設に作られた屋内スペースは理想的なコンディションで守られた農業センターへと変貌していた。屋内施設のため温度、照明、湿度、二酸化炭素までもがコントロールされている。
世界的な人口増が予測されることから、シンガポールにあるパナソニックの野菜工場は国内における食料の安定供給に役立つことを目指している。
パナソニック・ファクトリー・ソリューションズ・アジア・パシフィックの農業ビジネス部門マネージャー、アルフレッド・タム氏が監督するこの野菜工場では、ミニラディッシュやベビースピナッチ(ほうれん草の幼葉)など10種類の野菜を生産する。
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