10月8日にメトロイドシリーズの新作『メトロイド ドレッド』が発売された。メトロイドシリーズは、初代からのゲームシステムを引き継ぐ、2Dアクションとしての「メトロイドシリーズ」と、3DのFPSアクションである「メトロイドプライムシリーズ」に分かれ、今作は2Dアクションのメトロイドシリーズとしての新作となる。
メトロイドシリーズは日本では他の任天堂のタイトルに埋もれてしまいがちなタイトルではあるものの、海外に多くのファンがついており、ゲーマー向けのシリーズとして認知されている。
約19年ぶりの新作「メトロイドヴァニア」の期待作
ところで、読者のあなたは「メトロイドヴァニア」と呼ばれるゲームジャンルをご存じだろうか? メトロイドヴァニアとは「広いマップを探索してパワーアップして、さらに探索範囲を広げていく2Dゲーム」というジャンルを指す言葉であり、メトロイドはメトロイド。ヴァニアはキャッスルヴァニア(邦題は『悪魔城ドラキュラ』)が名前の由来だ。
このようにジャンルを形容する名前に使われるほど、海外ではメトロイドというタイトルの認知度は高い。
メトロイドヴァニアは、2Dマップということで作りやすく、かつこだわりのアクションを入れ込んだりとゲーム性を高めやすいゲームジャンルとして知られている。
また、少人数のスタジオでも制作しやすいジャンルであることから、Steamなどのゲームプラットフォームでは数多くのゲームが販売される激戦ジャンルとなっている。
今回のメトロイドドレッドは、前作『メトロイド サムスリターンズ』からは4年ぶりのタイトルとなるが、前作はリメイク作品であり、ストーリー含めて完全新作の2Dメトロイドシリーズは、2003年に発売された『メトロイド フュージョン』から、実に約19年ぶり。
長い時間が流れたことで、メトロイドヴァニアは数多くプレイしていても、2Dメトロイドをプレイしたことのない人も少なくないに違いない。かつてよりも目が肥えたであろうゲーマーに対し、本作はどんなアイデンティティを示したのだろうか?
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