トヨタ「新型アクア」を買うならどのグレードか? 購入コストを抑えるならX、充実の装備ならZ

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安全性を考えるとブラインドスポットモニター(停車時警告機能付)もほしい装備だ(写真:トヨタ自動車)

先進安全装備である「Toyota Safety Sense」は、全グレード標準装備となる新型アクアだが、さらなる安心安全を求めるのであれば、ブラインドスポットモニターと前後のパーキングサポートブレーキのオプションも選びたいところ。

パノラミックビューモニターの動作イメージ(写真:トヨタ自動車)

ただ、これらのオプションを装着するためには、アドバンストパーク機能とパノラミックビューモニターを備えた「トヨタチームメイト」、またはパノラミックビューモニター単体の装着が前提条件となり、7万3700円~18万8100円と高額になってしまう点がたまにキズだ。

2種類のパッケージオプションはぜひ選びたい

パッケージオプションの合成皮革パッケージを装着したインテリア(写真:トヨタ自動車)

パッケージオプションとなる「合成皮革パッケージ」は、「Z」と「G」で選択でき、名前の通り上質な合成皮革を使用したシート表皮となるほか、運転席は6ウェイパワーシートとなり、前席とステアリングにヒーターが備わるため、上質さと快適さを求めるのであればぜひとも選びたいもの。ちなみにパッケージオプションの価格は6万1600円となる。

運転席イージーリターン機能のメモリーレバー(写真:トヨタ自動車)

また、「G」と「X」では前述のシート&ステアリングヒーターのほか、運転席イージーリターン機能や助手席シートアンダートレイなどがプラスされる「コンフォートパッケージ」も設定。「X」では、「G」に匹敵する装備(エアコンナノイーXやスーパーUV・IRカットガラス、フロントセパレートシートなど)もプラスされるため、こちらも選んで損はないオプションと言えるだろう。こちらのパッケージオプションは、「G」の場合で3万5200円、「X」の場合で7万1500円となる。

従来のトヨタのハイブリッド車では、オプション設定となっていたAC100V 1500Wアクセサリーコンセント(非常時給電システム付)だが、新型アクアでは標準装備となったため、オプションを選択しなくてもそこまで不満が出ることもないはずだ。そう考えると、一見価格が上がったように見える新型アクアだが、装備内容を考えればむしろ買い得感が強い1台と言えそうだ。

小鮒 康一 フリー(ライ)ター

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こぶな こういち / Kouichi Kobuna

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とするが、実は現行車へのチェックも欠かさない。また、中古車販売店に勤務していた経験も活かし、中古車系の媒体でも活動中。できればどこへでもクルマで行きたいタイプで、電車移動は苦手な部類。通称「フナタン」。

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