地味にイラつく「銀行ATMの使い勝手」を検証する

「UI・UX」が大事と言われる時代に考える

ATMが使いやすい銀行といまいち使いにくい銀行がある? ATMは銀行ごとに特徴があるのです(写真:yu_photo/PIXTA)

「UI/UX(ユーアイ/ユーエックス)」という用語をよく耳にするようになった。UI=ユーザーインターフェイスは顧客との接点とでもいうか、アプリやECサイトならばユーザーが目にするデザインやレイアウト、操作性などを指す。UX=ユーザーエクスペリエンスのほうはユーザー体験を意味し、アプリを使ったときの快適さや確実性がよければ顧客満足度が上がり、高評価となるだろう。

これらが優れていると顧客から支持され、ダメダメなら「なんだか使いにくい……」と離れていくため、「UI/UX」は大事ですよと言われる。

それをしみじみ実感させられるモノが、すぐ身近にある。銀行のATMだ。

入金・出金というシンプルな作業だけでも、3メガバンクのATMは微妙に違う。スムーズに操作が進むものもあれば、妙にイラつくものもある。どこまでユーザー目線に立っているのか、メガバンクATMの「UI/UX」を検証してみたい。

※比較したATMはコンビニ設置タイプではなく、支店内のもの。またATM機種も入れ替えがあり、設置されているタイプによって使用感が異なることもあります。

確かに親切だが、ややくどい…

最もATMを利用するシーンは現金の引き出しだろう。まずキャッシュカードを入れ、あればついでに通帳も入れ、それから暗証番号を押す。この動作はどの銀行も同じだが、みずほ銀行だけは、もうひと工程がある。カードを入れ、さて暗証番号入力……の前に、「今の時間は手数料が無料です」という画面がいちいち出るのだ。それを確認した(画面上では「次へ」を押す)後でないと、先に進めない。

次ページ親切と言えば親切だが…
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