フェイスブックを止めた私にリアルに起きた事

アカウント削除5カ月間で何が変わったか

フェイスブックをアカウントを永久に削除したという筆者に5カ月で起こった変化とは(写真:luchezar/iStock)

【5月1日16時40分追記】初出時、当記事タイトルに間違いがありました。表記のように修正しました。

フェイスブックと、フェイスブック傘下の複数のアプリで3月中旬、丸一日にわたってアクセス障害が発生した際、何百万もの人々がソーシャルネットワークのない暮らしを味わった。

私はそんな暮らしがどんなものか、詳しく知っている。5カ月前に、フェイスブックのアカウントを永久に削除したからだ。では、その後の私に何が起きたか。

インスタに奇妙な広告が入るように

フェイスブックは以前から、人々をつなぎ、より開かれた世界を実現することをミッションとしてきた。しかし、昨年10月にフェイスブックをやめた私は、人とのつながりが希薄になることはなく、自分のニュースフィードで誰かの近況や写真の投稿を見なくてもソーシャルライフに悪影響はないと感じている。

友人たちとはメールやメッセージアプリを介して計画を立てているし、家族ともそう。これまでどおりだ。

しかし、いくつか変化もあった。そのひとつがオンライン広告をめぐる奇妙な体験だ。フェイスブックはユーザーの情報を元にターゲティング広告を配信しているが、私がフェイスブックを退会して数カ月後、フェイスブック傘下のインスタグラムなどのアプリに無作為の広告が表示されるようになった。なかには女性向けのシェービング用品やバッグ、入浴グッズの広告もあった。

インスタグラムは男性である私を女性と認識し始めたようだが、財布にはいいことが起きた。フェイスブックの広告で散財をあおる広告を見なくなったことで、オンラインで服や調理道具を購入するという、うしろめたい喜びに費やす金額が大幅に減ったのだ。この5カ月でオンラインショッピングでの購入額は43%も減少した。

では、「FOMO」についてはどうか。FOMOとは「fear of missing out(見逃してしまうことの恐れ)」の略で、一般的にソーシャルメディアに起因する。人々がフェイスブックをやめることをためらう最大の理由のひとつだ。遠方の友人と会う約束についての投稿や、ソーシャルメディアで共有されているパーティーの招待を見逃してしまったら、と不安になるのだ。

次ページフェイスブックのない生活で「起こったこと」
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