フェイスブックを止めた私にリアルに起きた事 アカウント削除5カ月間で何が変わったか

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私の場合、フェイスブックがなくても見逃したものはほとんどなかった。ターゲティング広告以外では。では、フェイスブックのない生活について、私が発見したことをお教えしたい。

友達が500人いても頻繁に会うのは20人ほど

■「友達」はなくならない

フェイスブックを使い始めてから14年間で、私の「友達」は約500人に達した。大半は連絡が途絶えていた同級生だ。

現実の世界では、定期的に会う友人は20人ほどなので、フェイスブックのアカウントを削除しても影響は少なかった。

それらの友人とはiMessageやメッセージアプリの「シグナル」、メールなどでやり取りし、以前と同じように一緒にディナーや映画に行っている。コミュニケーションツールはもっぱらフェイスブックのメッセンジャーという友人が1人いるが、今はメールでやり取りしており、話す機会は減っても直接会えば親しい仲は変わらない。

フェイスブック上で招待されたイベントに最後に出席したのはいつだったのか覚えてもおらず、FOMOの問題もない。

フェイスブックに関して、恋しく思わないものがほかにもある。友人たちが頻繁に投稿するクイズや政治ニュース、もしくは時事問題についての意見などだ。時にはおもしろく興味深い投稿もあるが、ほとんどは時間の無駄だった。

最近では読書の時間も増えた。それもフェイスブックの投稿を読むのにエネルギーを消費しなくなったからだろうか?

■広告につきまとわれなくなった

企業はフェイスブックのツールによって、特定のユーザーに向けたターゲティング広告を配信してきた。例えば、あなたがフェイスブック上で時計の広告を見たとしたら、それは時計のブランドがそのツールによってあなたのメールアドレスをアップロードし、あなたの年齢やあなたが時計ブランドのフェイスブックページを閲覧したことなど、フェイスブックが保有するあなたに関するその他の情報を利用したということだ。

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