伝わるパワポ作るなら実は「地味な色使うべき」訳 「ノイズを減らす」ことで記憶に残りやすくなる

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・図形を削る
『秒で伝わるパワポ術 仕事でもSNSでも〈いいね〉がもらえるスライド作成のコツ』(KADOKAWA)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

次に削るものは図形です。

パワポには実にさまざまな図形が搭載されているので、ついついいろいろな図形を使いたくなってしまいますが、基本的にスライドに必要なのは円、四角形、三角形と数種類の矢印だけです。

これらを上手く組み合わせることで、ほとんどのスライドは十分作れます。

ギザギザの図形やリボンのような図形など、複雑な形状の要素をスライドに配置すると、必要以上に目立ってしまいます。

同じ理由で、グラデーションや影をつけることもあまりおすすめしません。

まずはシンプルな要素だけで作り切ってみましょう。細かい装飾をするのはその後からで大丈夫です。

複雑な矢印を使わなくても三角形で十分

線を削る

次に削るのは、線です。図形の周囲の線、文字の下に引く線、グラフの罫線……こうした線も不要な要素になりえます。

(画像:筆者撮影)

この例では、「上の四角形から下の四角形へ」という情報さえ伝わればいいので、形が複雑な矢印という図形を使わなくても、ただの三角形で十分伝わります。「その線は必要か?」を常に考え、あえて線を付ける理由がないなら消してしまいましょう。

なお、図形は基本的に「塗るだけ」「線だけ」のどちらかにするのがおすすめです。

(画像:筆者撮影)
豊間根 青地(トヨマネ) パワポ芸人

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とよまね せいち / Seichi Toyomane

1994年東京都生まれ。東京大学工学部卒。サントリーで通販事業のCRM・広告等を担当する傍ら、趣味のPowerPointで作成したスライドがTwitterで反響を呼ぶ。「くだらないけど、ためになる」をモットーに、スライド作成に役立つノウハウや、あまり役立たないネタ画像等を各種SNSで発信。2022年に独立し、“型化”によって企業・個人のビジュアルコミュニケーションを加速することをミッションに置く会社「Cataca(カタカ)」創業。著書に『秒で伝わるパワポ術』『秒で使えるパワポ術』(以上、KADOKAWA)がある。

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