自分の声が嫌いな人は「自己肯定感も低め」な理由 「本来の声」を出すためのエクササイズも紹介

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私がお伝えする、本来の声を出すための「ヴォイササイズ(声のエクササイズ)」は、

①筋肉をゆるませる
②姿勢を整える
③呼吸を整えて声を出す

という3ステップが基本で、そのためにさまざまなエクササイズを行います。どれも、いつでもどこでもできる簡単なものです。

今回は、③の「呼吸を整えて声を出す」ステップの中から、「基本の呼吸トレーニング」エクササイズをご紹介しましょう。

基本の呼吸トレーニング

まずはゆったりと息を吸い込む方法です。バイブレーションの源は、豊かな呼吸にあります。深い呼吸を体感するために、次の呼吸をやってみてください。

(画像:『話し方に自信がもてる声の磨き方』より)

 

口を縦に大きく開けながら、目も大きく見開いて吸うと、たくさんの空気を吸い込めます。手もゆったり動かすことで、より豊かな呼吸ができます。

まずは、吸って吐いての呼吸を通常どおりしたまま、徐々に口を大きく開けていきます。そして、これ以上開かないなというところまで開けたら、今度は徐々に口を元に戻していきます。2〜3回これを繰り返し、次のことを確認してみてください。

・口を徐々に開けていったとき、呼吸はどうなっていますか。吸っていますか? 吐いていますか?
・では、口を徐々に元に戻していったときはどうでしょうか。吸っていますか? 吐いていますか?

今度は、先ほどと同じく、吸って吐いての呼吸を通常どおりしたまま、徐々に目を大きく見開いていきます(口は閉じたままでかまいません)。

そして、これ以上開かないというところまで開けたら、今度は徐々に目を元の状態に戻していきます。2〜3回これを繰り返し、同じく、目を徐々に見開いていったとき、目を徐々に元に戻していったとき、それぞれの呼吸は吸っているか吐いているかを観察してみてください。

次ページ「目を開けるときに息を吐く」のは難しい理由
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