自分の声が嫌いな人は「自己肯定感も低め」な理由 「本来の声」を出すためのエクササイズも紹介

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面白いことに、「自分本来の声」を出せるようになると、自己肯定感も上がります。なぜなら、自分の中でも声が響くのが感じられるため、「私って、けっこういい声をしてるな」「こんな声の自分って、なかなかいいかも」と自然に思えるようになるからです。

ちなみに、日本人は総じて自己肯定感が低いことが明らかになっています。内閣府が2018 年に、13歳から29歳までを対象に行った「自己肯定感」についての国際比較調査によると、「自分自身に満足している」と答えている割合は最も低く45.1%。一方、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンなどはすべて70%を超えています。なぜこんなにも日本人は自己肯定感が低い人が多いのでしょうか。私はこの原因のひとつに、声や話し方が関係していると思っています。

自分の声が好きですか?

私のセミナーを受講してくださる方によくする質問があります。「自分の声が好きですか?」という質問です。どこで聞いても、だいたい以下のような結果になります。

「好き」…5%
「まあまあ好き」…15%
「嫌い」…80%

驚くことに、80%の方が自分の声を嫌っているのです。

でも、考えてみてください。

私たちは「オギャー!」と産声を発した瞬間からこの世を去るまで、基本的にはずっと声を出して話をし続けます。声とともに一生を歩むのです。なのに、生涯ともにある自分の声が嫌いで、自信がなかったらどうでしょうか。

自信をもって自分の意見や思いを伝えられるでしょうか。

人前で堂々とプレゼンやスピーチができるでしょうか。

自分の出す声に自信がないと、どうしても声を発すること、話すことに消極的になってしまうものです。声を発して自分の考えや思いを伝えることを躊躇し、気持ちを抑圧するということは、自己肯定感を下げる行為になります。

しかし、あなたの個性が活かされた「本来のいい声」を出せるようになれば、自分でも「いいな」と思うことができるようになります。

自分の声を自然と好きになれる。そこから自己肯定感が上がります。

自分の声が好きになると、話すこと、人とコミュニケーションをとることが楽しくなり、人前で話すことへの苦手意識も薄れてきます。

また、声に素直に感情を乗せることができるようになるため、自然と抑揚がついて、あなたから語られる話がとてもドラマチックになります。

こうなると、表現力が増しているので、プレゼンやスピーチ、営業や接客、ちょっとした雑談でも、相手の心を揺さぶることができます。

聞き手からすると「なんて面白いんだろう! もっとこの人の話を聞きたい!」となるんですね。

こうしたことから、仕事や人間関係で信頼を築くことがどんどん容易になっていきます。

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