部下を「自分のコピー」に育ててはいけない理由 イエスマンばかり育成した社長が直面した苦難
一見、順風満帆に見えている経営者でも、資金繰り、取引先や社員との人間関係、後継者問題などなど悩みは尽きないもの。そんな経営者や社長を対象にコンサルティングを行う押野満里子さんは、「経営上のほぼすべての問題は、経営者の感情のなかにあると言っても過言ではない」といいます。
そんな押野さんの著書『社長はメンタルが9割』より、実際に社長の「感情」にフォーカスしたことで成功への道が開けた事例を紹介します。
「感情」を変えることで「行動」を変える
これまでお会いしてきた500人以上の経営者・社長さんたちの経験から、「経営者自身の感情を変えると、望む結果が最速で手に入る」ことを強く実感しています。
そもそも「感情」とは、ある「出来事」に対して、その人がどう「解釈」するか(思い込むか)によって生まれるものです。
そして、感情はそのまま、次の行動を決める「原動力」になるのです。
プラス感情に属する原動力としては、安心、自己肯定、やりがいが代表例で、「行動できる」要因になります。いっぽうで、マイナス感情に属する原動力としては、不安や劣等感、自己否定などが代表例で、「行動できない」要因になります。
今回は、実際に感情を整えることでご自身の悩みを解決するヒントをつかんだ、50代のアルバム作成会社社長・遠井周一郎さん(仮名)の事例をお伝えしましょう。
※なお、事例は実例をベースにしていますが、個人を特定できないように脚色を加えています。
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