部下を「自分のコピー」に育ててはいけない理由 イエスマンばかり育成した社長が直面した苦難
社長の変化に応えるように、責任者となった社員たちは、みな、実力を発揮しました。感情コンサルを受けてから約2年。新規事業は、どれも順調だとか。
かつては、自分だけでやっていた採用などの人事業務も、今では担当社員に任せて、精神的にすごく楽になったそうです。遠井社長は、こうおっしゃいました。
「やっぱり、任せてみて、それまで抑えつけていた社員たちが、ちゃんと力があったんだということが見えたのが、自分にとって一番大きかった」
伸びる会社の社長がしていること
「最高の指導者ほど、何も言わない」という言葉を聞いたことがあります。
スーパーマン社長ほど、つい、何でも自分でやってしまったり、的確すぎるアドバイスをしてしまったりして、社員の自主性を奪ってしまうようです。アドバイスが悪いのではありません。アドバイスは、あくまで相手が主体になるようにしないと、ただの命令や指示になってしまうということです。
社員の自主性を重視して、良いところを伸ばして、やる気に火をつける。感情コンサルをしていると、それが伸びる会社の社長さんのあり方だとわかります。
そして、自分の感覚が市場とズレてきたなどの理由で、会社を引き継ぐべきときがきたら、思い切って任せてみる。
会社の理念とか、DNAだけは引き継いでもらって、新規事業は次の世代に任せてみることが、会社を存続させるコツなのではないかと思います。
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