元東大王が実践「2日で400語暗記する」5つのコツ 誰でも実践できて結果を出す方法を伝授
先ほど、赤シートで隠してチェックして、覚えられていなかったところに正の字を1画ずつ書いて印をつけるようにしよう、という話をしました。2回目、3回目……に復習するときは、基本的に印をつけた箇所だけ確認すればいいのです。
人それぞれ、覚えやすいところ、覚えにくいところがあります。なので、覚えにくいと感じるところに、重点的に時間とエネルギーを集中させることが大事になります。
正の字を1画ずつ書くと、後で見返したときに、どの程度自分にとって覚えにくい情報なのかがパッと見てわかるようになります。結果的に、現在できていないことにエネルギーを集中しやすくなるので、暗記の効率が良くなります。ですので、できないところには必ず印をつけて重点的に復習をしましょう。
これが最も大事な点といっても過言ではないのですが、一気に覚えようとしないこと、ちょっとずつ覚えて次に進むことが暗記の鉄則になります。
英語の単語帳を例に説明します。1日10ページを進めるとして、1ページあたり4つぐらい知らない単語が載っているとしましょう。私の場合、まったく知らない新しい単語の場合、意味を何も見ずに正確に覚えていられるのは10単語ぐらいだと思うので、2~3ページずつ覚えるようにします。
2ページ分しっかり覚えられたと思ったら、英語だけを見て、パッと意味がわかるかどうかテストをします。
正の字でわからなかった部分をチェック
わからなかった場所には正の字のチェックを入れます。そして正の字を入れた部分をまた覚え直して、その部分だけテストをします。もう1回やってもわからない場合はさらにチェックを入れて、覚え直してから再びテストをして……ということを繰り返します。
「9割方わかったな」となったら次の2ページに進みます。そして同じことを反復し続けます。ちょっとずつ進めることで、何も見ずに思い出せるぐらい、一時的に記憶が深く頭に定着した状態をつくることができるでしょう。
この状態をつくり出せると、次に進んだとしても前に覚えたことが少なからず頭に残るので、全体の8割ぐらいは覚えたままの状態でいられます。これにより、前にやった部分の記憶が抜けてしまうことを防止できて、確実に記憶量を増やすことができるのです。
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