元東大王が実践「2日で400語暗記する」5つのコツ 誰でも実践できて結果を出す方法を伝授

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暗記が苦手な方に共通する特徴として、1つの範囲を区切らず、全部一気に覚えようとするというものがあると思います。しかし、たくさんのものを一気に覚えようとすると、一つひとつが定着する前に新しい内容を詰め込むことになってしまいますよね。

そうすると、過去に覚えたものがどんどん抜け落ちてしまい、最終的に何も暗記できなかった、という事態につながります。ですので、一度記憶が深く定着した状態をつくること、そしてその状態になってから新しいものを覚えることが、たくさんのものを覚える基本になります。

コツその4:忘れかけた頃にまとめてチェックする

先ほどの英語の単語帳を例に説明していきましょう。まずはちょっとずつ覚えるという話をしました。この場合だったら2ページずつ進めることがポイントだとご理解いただけたと思います。

もう1つ大事なのは、最初に覚えたところを「忘れたな」と思ったタイミングで、暗記したところの最初から最後までまとめて全部テストをすることです。

自信のない箇所はすべて確認する

先ほどの例でいうと、5ページぐらい進めたところで、「1ページ目で覚えたことを忘れてしまっているかも」と思うかもしれません。そうしたら、そのタイミングで1~5ページ、全部の単語をまとめてテストしましょう。

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このとき、100%正解できるところ以外のすべての部分をテストすることがポイントです。時間が経って忘れてしまった箇所もあると思うので、自信がない箇所はなるべくすべて確認するほうが望ましいです。この作業は覚えたい箇所の9割程度が正解できるようになるまで繰り返します。

これができたら、また分割して覚える作業に戻っていきましょう。そしてまた5ページぐらい進んで、「忘れたな」と思ったら、5ページ分一気にテストして……というふうに作業を進めるといいです。

こうして忘れた頃にまとめて復習することで記憶がさらに定着するようになります。目標に達するまで、ひたすら覚える、テストする、印をつける、を反復しましょう。

コツその5:日をまたいでさらにチェックする

いったんきちんと頭に定着していることであれば、寝ることで記憶の定着がさらに深まるので、しっかり寝た翌日でも暗記した内容を覚えたままでいられます。逆に、記憶の定着があいまいだと、しっかり寝た後には暗記した内容が全部抜け落ちてしまっています。ですので、ちゃんと記憶が定着したか翌日確かめてみましょう。

日をまたいでも覚えられているのなら、記憶が根付いている証拠になります。必ず最初に覚えた日とは別の日に、暗記した事項を覚えたままか確かめましょう。

まとめ
●問題形式で記憶をチェック。緑マーカー、オレンジペン、赤シート、インターネット上の資料を活用するといい
●正の字をつけて苦手なところを重点的に確認する
●ある程度分割して覚えたらまとめてテストを行う
●日をまたいで確認を反復する
鈴木 光 元クイズプレーヤー

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すずき ひかる / Hikaru Suzuki

1998年東京都生まれ。2014年、松本清張記念館中高生読書感想文コンクールで優秀賞受賞。2015年、アジア太平洋青少年リーダーズサミット参加、Stanford e-Japan プログラムで最優秀賞受賞。2017年、国立筑波大学附属高校を卒業し、東京大学文科一類に現役合格。同年5月瀧本ゼミに所属。同年11月からTBS系『東大王』にレギュラー出演していた。2019年司法試験予備試験合格

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