米巨大IT企業が史上最高の利益
アメリカの大手IT企業が空前の利益を上げている。
2021年7月末に発表された4~6月期(第2四半期)の決算によると、アップルは、最終利益が対前年同期比93%増の217億4400万ドル。第2四半期の決算としては過去最高益だった。アルファベット(Googleの持ち株会社)は、最終利益が185億2500万ドルと2.6倍以上に伸び、四半期としての最高を更新した。フェイスブックは、利益が前年同期から倍増の103億9000万ドル。マイクロソフトは最終的な利益が46%増えて164億5800万ドルだった。アマゾンの純利益は、前年同期の52億ドルから78億ドルに増加した。
これまでもGAFAMと呼ばれる上記の企業群は華々しい成長を続けてきたが、上のような状況を見ていると、あまりの利益の集中に言葉を失ってしまう。
中国巨大IT企業も、事業の内容としてはアメリカの巨大IT企業とほとんど同じことを行っている。
それにもかかわらず、最近の利益や株価の状況を見ると、大きな差がある。
例えば、アリババとアマゾンを比較してみよう。これらは、それぞれ中国とアメリカを代表するeコマースの大手だ。ところが、両社の最近の株価の動向を見ると、極めて対照的な動きをしている。
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