「住みよさランキング2021」九州沖縄・中四国編 上位に入った自治体の顔ぶれに変化はあるか

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同ブロック3位は四万十市(高知)。2005年に中村市と西土佐村が合併して発足してできた自治体だ。市面積の8割以上を森林・原野が占めるため、太平洋側沿岸地域と四万十川下流域に市街が広がっている。「利便度」(全国17位)と「安心度」(全国45位)の評価が高く、「利便度」の「人口当たり飲食店数」(全国1位)と「安心度」の「20~39歳女性人口当たり0~4歳児数」(全国60位)のスコアが高い。

次に、同ブロックの残り各県のトップについて見ていく。島根県内は出雲市が1位(ブロック順位6位)。”神話の国”として知られ、毎年大勢の観光客が出雲大社をはじめ多くの歴史的文化遺産を訪れる。「快適度」を除くすべての視点で平均を上回っていた。

瀬戸内市は中国・四国ブロック内で最もランクアップ

岡山県内は瀬戸内市が1位(ブロック順位8位)で、前回の全国順位334位から今回83位と中国・四国ブロック内で最もランクアップした。「安心度」(全国17位)の評価がとくに高く、その指標の「人口当たり病院・一般診療所病床数」は偏差値70を獲得して1位となっている。

徳島県内は県庁所在地の徳島市が1位(ブロック順位10位)だが、全国順位は前回80位から今回108位の3桁台に後退した。だが、視点のスコアは「安心度」を除くすべての視点で平均を上回っている。

広島県内は三次市が1位(ブロック順位11位)。全国順位は前回よりやや順位を上げ109位とトップ100までもう一歩のところ。「安心度」(全国8位)の評価がとくに高く、指標のうち「こども医療費助成」(全国3位)のスコアが高い。

愛媛県内は四国屈指の臨海工業都市である新居浜市が1位(ブロック順位14位)。評価が最も高い視点は「利便度」(全国145位)で、残り3視点についても平均を上回っている。

香川県内は前回に続いて善通寺市が1位(ブロック順位20位)。弘法大師や智証大師ご誕生の地として知られ、市内には四国八十八ヶ所霊場のうち5つの四国霊場札所がある。「安心度」(全国149位)と「利便度」(全国171位)の評価が高い。

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