東大生500人取材で判明、頭いい人は分解力が凄い 自分の弱いポイントをあらゆる観点から分析

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問題を解くときでも同じです。どんな問題でも分解して考えます。パッと見たときに解けなさそうな問題があっても、すぐに「わからない」とは言わず、「どこまでならわかるのか」「どこからがわからないのか」を明確にするのです。

どんなに難しい問題であっても、日本語で文章が書いてあるなら文章自体は理解できるかもしれませんし、どんな知識を使って問題を解くのかわかるということもあるかもしれません。

たいていの場合、手も足も出ないということはほとんどなくて、手か足かは出るんです。そしてその部分から深掘りしていけば、解ける問題というのもあります。

勉強が苦手な人は「わからないところがわからない」

昔の僕をはじめとして、勉強が苦手だという人のいちばんの問題って「わからないところがわからない」という状態なんですよね。わからないところがわからないから、どう努力していいかもわからないというわけです。

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だからこそ重要なのは「何がわからないのか」を分解しようと粘り強く考え抜くことなのではないでしょうか。「わからない」というのは簡単ですが、きっとその中にもまだ、「わかる」が隠されているのではないかと考えるとうまくいくことがあるのです。

「わかる」は「分ける」が語源だと言われています。理解するためには、「わからない」と「わかる」を分解する必要があるということですね。

いかがでしょうか。分解とは、物事をもう一歩進んで考えてみるという姿勢だと思います。もっと細分化して、もっと具体化して考える。そういう姿勢というものをしっかりと持ち続けていると、実はそれが結果につながる部分があるのではないかと思います。

この記事が皆さんのお悩みの分解の一助となれば幸いです。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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