東大生500人取材で判明、頭いい人は分解力が凄い 自分の弱いポイントをあらゆる観点から分析

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

例えばこのノートを見てください。

ノートを使って、自分の弱点をいろいろな観点から分解(写真:筆者提供)

これは、ある東大生が作っていた「分解ノート」です。自分の弱点を、いろんな観点で分解し、いったい自分がどういうポイントでつまずいているのかを考えていくものでした。

頭のいい人はこんなふうに細かく分解したうえで、目的や手段を明確にしていくのではないかと思うんです。

どんな勉強をしているときも目的が明確

東大生はどんな勉強をしているときにも目的が明確になっています。「今は、この分野・この領域・こういう場面で使える、こういう知識を身に付けるために勉強している」というものが明確で、ぼんやりと「とりあえず数学が得意になりたいな」と思って勉強してはいません。

受験勉強をするときにも、必ずと言っていいほど過去問を見て、本番を意識したうえで勉強しています。

「次の英語のテストでいい点を取りたいから、英語の勉強をしよう」ではなく、「今、英語の英文和訳の勉強をしているけど、これはもしかしたら東大入試の英語の大問4Bの勉強に相当するな。今はだいたい5割ぐらいの出来だけど、この参考書を終わらせれば8割くらいの点は取れるようになるかもしれない」という具合に、その努力が何につながるか、しっかり分解されているのです。

頭のいい人は、このように目標に具体的な数字を入れるなどして、分解を行っています。

例えば、ジムでは、ダンベルが何キロなのかとか、何メートル走ったのかとか、腕立て伏せが何回できるかとか、何キロ体重が減ったとか、数字で管理されています。そうすると、次の目標設定もしやすいんですよね。「20キロいけたから、次は30キロ!」「10回できた!次は15回!」というように、具体的な数字が目標の中に入っているからこそ、次の目標も決めやすく、成功体験も持ちやすいのです。

次ページ勉強やそれ以外の分野でも同じ
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事