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NHK報道の「二大柱」
NHK記者が新人研修のときから教え諭される文言がある。
〈選挙と災害はNHK報道の二大柱となっており、報道部門にいる職員はその重要性を深く心に刻み、公共放送としての使命を達成するため日々業務にあたっている〉
選挙の業務とは何を指すのか。佐戸記者の上司だったNHK都庁クラブのキャップはこう説明する。
「選挙にかかる業務の大目標は、正確に当確判定するということです」
「選挙と災害」と言い切られるだけでも違和感を覚える職員はいる。災害はわかるが、人権や福祉・教育、経済や国際情勢も大事だろう、と。もちろん、選挙が重要ではないとは言わない。しかし、当確判定は二の次で、選挙の争点を明らかにし、各政党・候補者の政策を分析して伝えることに尽力すべきではなかろうか、と。


















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