「ゲリラ豪雨」「線状降水帯」が発生するカラクリ 新旧の平年値から読み解く気候変化
さっきまで青空が広がって強い日差しが照りつけていたはずなのに、突然空が暗くなって強い雨が降りだすことがあります。俗に「ゲリラ豪雨」といわれる、天気の急変です。
雷が鳴ったり、竜巻などの突風が吹いたり、ときには雹(ひょう)が降ることもあります。
天気の急変にはサインがあります。
(外部配信先では画像や図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)
「空が暗くなったり、黒い雲が近づいてきたりする」「雷鳴が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」これはどれも積乱雲が近くにある状況です。
もし外にいる時にこのようなサインを感じたら、10〜15分後には天気が急変するおそれがあります。鉄筋コンクリートでできているような丈夫な建物の中や、車の中などに入るようにしましょう。
雨雲レーダーの有効活用を
スマートフォンや携帯電話で雨雲レーダーを見ることでも、天気の急変を察知することができます。
こちらは気象庁HPの「雨雲の動き」です。
現在の雨雲の様子と今後の予想を見られるため、自分がいる場所に雨雲が進んできそうだったら避難するようにしましょう。
気象庁HP以外にも雨雲の様子を見られるサイトやアプリがあるので、すぐに開けるようにブックマークやダウンロードしておくと便利です。
また、気象庁HPの「雨雲の動き」などでは、現在と未来だけでなく、過去の雨雲の状況を見ることができます。私は、遡って雨雲の変化を見ることで、どの方向に、拡大あるいは縮小しながら、発達あるいは衰退しながら進んでいるのか雨雲のトレンドを捉えるようにしています。
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