16年で激変!新旧「ドラゴン桜」で見る日本の変化

徹底比較「勉強法は、世相はどう変わった?」

ここが2021⑨「親がモラハラ&毒親」

シーズン1に比べ、親と子の関係性が濃密に描かれていたのも印象的でした。

7人の東大専科メンバーのうち、2人(演:平手友梨奈さん、志田彩良さん)の親がモラハラ系として描かれ、2人(演:加藤清史郎さん、鈴鹿央士さん)の親が兄弟同士を比べて子どもの芽をつむ毒親として描かれていたのも、まさに時代でしょうか。

シーズン1では「子どもの話を聞いてくり返し、対話を増やすように」としか言わなかった桜木先生でしたが、シーズン2では「家庭の十か条」を配布。より踏み込んだ「親の役割」に言及しています。

ファッションの変化も味わい深い

ここが2021⑩「ヘアメイクも服も地味」

とにかく生徒たちのヘアメイクがド派手だった2005年のシーズン1。とくに新垣結衣さんのギャルメイクと、紗栄子さんのド派手なネイルは、今見ると渋谷109が全盛だったあの時代を甘酸っぱく思い出します。山下智久さんのウルフヘアや、小池徹平さんのメッシュヘアも個性的。

生徒だけではありません。長谷川京子さんが演じた井野先生。頭がかたい、どコンサバの役柄でしたが、服装は露出度高めのノースリーブが多かった! 生徒役の女子も、長澤さんはじめピタTが多くて、目のやり場に困る服が多かったんですよね。

それに比べて、シーズン2の生徒たちは、ほぼ黒髪。加えて、模試に行くのも本番の試験でも制服受験です。女子たちの露出は皆無。

16年たって、日本のファッションや美容は、落ち着くところに落ち着いたなあという感想です。

ここが2021⑪「撮影が超直前」

ネットでは、これまでも「ドラゴン桜」の撮影目撃情報がちょくちょくアップされていたのですが、それらの情報をみると、どうやらものすごくタイトなスケジュールで撮影していた模様。そしてそのスケジュールのせいか、おかげか、ドラマのリアルタイム視聴の反応を見ながら、それを次の撮影に活かしている感が随所に見られました。

直前撮影の際たる成果が、SNSで熱望された2005年メンバー再集結だったのではないでしょうか。最終回直前には「山Pとガッキーが登場か?」の記事が乱立し、これが結果、リアルタイム視聴への強い導線になっていたと感じます。

このご時世、リアルタイムで視聴してSNSでわいわい盛り上がるか、録画や配信でじっくり落ち着いてみるか。視聴者もドラマによって使い分けする時代だと思うのですが、「ドラゴン桜」は、リアルタイム視聴を盛り上げる仕掛けに満ちていたなと感じます。

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