1年で激変!「命令」をやめた組織で起きたこと 米海軍で屈指の潜水艦艦長が見せた圧巻の改革
 
上司も部下も疲れている現代の組織
近年、人々の労働意欲が低下し、生産性に莫大な損失を与えている。会社に貢献する気持ちや、仕事に対する思い入れ、やりがいを失った社員は、組織の利益をむしばみ、同僚のやる気をそぐ。
確かに、会社にとっての利益の損失も大きいが、私の感覚としては、働く人々が失った喜びや幸福感の喪失の大きさは、その比ではないように思う。
一方、経営者や幹部は、社員の情熱や責任意識の欠如に困惑している。やる気を鼓舞するつもりで決断を委ねても、「言われたことをやるだけ」の立場を心地よいと感じている社員のほうが多いと思い知らされる。
雇う側と雇われる側の両方がこのような状態にある原因はただ1つ。痛ましいほど時代遅れになった、リーダーシップのあり方が問題なのだ。
私は、アメリカ海軍で時代遅れのリーダーシップを直に体験した。海軍兵学校で学ぶリーダーシップの教科書には、リーダーになるとはどういうことかが、次のように記されていた。
要するに、海軍、そしてほとんどの組織におけるリーダーシップは、人を支配することがすべてなのだ。






 
         
         
         
        
       
           
           
          
         
          
         
         
         
         
        












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