コロナで「売れた」「売れなくなった」商品トップ30 ランキング最新版!売れ筋商品の変化をたどる

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最後に1年前から大きく需要が落ちたワースト組について触れておきたい。1位はエッセンス類(前年比42.5%)、2位が小麦粉(同45.8%)、3位はプレミックス(同47.1%)、4位がうがい薬(同48.5%)、5位が住居用クリーナー(同53.9%)。家にいた子どものためのお菓子作りや在宅勤務などの環境を整えるためにしていた掃除の機会が1年前に比べると減っているのだろう。

6位にはホイップクリーム(同56.2%)、9位にはシロップ類(同60.7%)が入っている。学校の休校発表直後に買いだめに走る人が続出したスパゲッティーも10位(同64.6%)に入っている。

コロナ前に比べると、お菓子作りはさかん

それでは世の親たちは1年経った今、子どものためのお菓子作りはやめてしまったのかというと、さにあらず。

2年前との比較だと、小麦粉は103.4%と微増だが、エッセンス類は113.3%、プレミックスも113.6%、ホイップクリームは121.1%、シロップ類は110.4%である。1年前よりはお菓子作りの機会は減ったけれど、コロナ前よりは作っているということだろう。

世の中は、どうやら東京五輪は本当に開催されるらしいという空気に急速に入れ替わりつつある。人の行動の変化はそのまま消費行動の変化につながっていくはずだ。

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