コロナ禍で売れた商品TOP30「5月異変」のナゼ

"マスクバブル崩壊"がデータにも表れ始めた

一気に値崩れしている使い捨てマスク。実売データにも"マスクバブル崩壊"が表れ始めた(写真:Graphs/PIXTA)

一時は1枚平均80円前後まで価格が高騰していた、使い捨てマスク。「マスクバブル」とも称されるほどの品薄に伴う超高値販売だったが、ゴールデンウィークの少し前あたりから、50枚入りのマスクが3500~4000円前後で売られるようになり、一気に値崩れが始まった。

販売状況を見ていると、ドラッグストアに商品が供給される商流とは異なるところから一気に吐き出されてきた感がある。筆者の自宅近くの八百屋にも5月4日、50枚入りマスクの箱の山が出現した。5月18日時点では、ネット通販のアマゾンでも2000円以内で買えるものも出てきている。

こうした状況が、最新の販売統計データからも浮かび上がってきた。5月8日配信記事「コロナで『売れた』『売れなくなった』商品TOP30」でも紹介した、市場調査会社のインテージが3月16日から週次で公表している「新型肺炎 カテゴリ動向レポート」から、コロナ禍が消費財の需給に及ぼした変化を分析してみたい。

落ち着きを取り戻し始めたコロナ特需品

インテージは、コロナ禍が消費動向に与える影響を示すデータとして、消費財の売上金額を品目別にして週単位で前年同期比の増減率を公表している。直近の5月4日の週のデータでは、レポートの公表を始めてから、マスクが初めて首位に立った。

この調査は全国のスーパーやコンビニ、ドラッグストア、ホームセンターなど約4000店のPOSレジデータを使って集計されている。実売データなので、供給が少ないと増減率も実際の需要よりも低水準になる。

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