「優秀な学生しか入れない」イメージの会社TOP20 伊藤忠が他を圧倒、コンサルや広告も上位に

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学生はどういう情報で企業の「学歴」基準を判断しているのだろうか? 

まず、誰でも入手できる学歴情報が「採用実績校」だ。採用している大学の名前が、五十音順でなく順不同である場合、採用数が多い大学順にするケースが多い。先頭に有名大学、高偏差値大学が記載されていれば、高偏差値大学からの採用人数が多いと予測される。

実際の採用人数の多寡はともかく、採用したいと考える大学順ということもある。いわゆるターゲット大学を先頭のほうに記載することで、その大学の在校生からの注目を集めたいというわけである。いずれにしても企業側が有名大学や高偏差値大学の学生を意識していることがわかる。

もう1つの情報入手法が、口コミ情報が記載されている就職関連サイトだ。10年ほど前までは楽天『みんなの就職活動日記(現・みん就)』くらいしかなかったが、2010年代後半になってからさまざまな口コミサイトが登場して急成長している。その影響力は年々増大している。

エントリーシートの書き方から始まり、実際に書類合格したエントリーシートの記入例、面接の特徴や具体的な質問内容、内定時期、さらには新卒就活生の口コミだけでなく、その企業の社員や元社員の口コミなど、多彩な口コミ情報が掲示されており、企業の学歴基準や社内事情もあれこれと書き込まれている。

ランキングの上位は?

さて、これらの情報に接して企業を吟味する学生が判断した、「優秀な学生が内定を取るイメージが最も強い企業」はどこなのであろうか。

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