「値上げの6月」をキッチリ乗り切る節約の超技術 今やるべき「メタボ家計」見直しのコツ

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「第一歩は家計の現状を把握すること。食費、電気代など費目ごとにどのくらいお金を使っているか、ざっくり計算してみてください。するとメタボになっている費目が見えてくるはずです。とくに、月ごとに支出額が変わる“変動費”に注目していきましょう」

家計簿をつけるのが面倒な人は、1~2週間に1度、レシートを購入店ごとに分けて集計するだけでいい。振り返ることで浪費パターンに気づき、節約意識が格段に高まる。

これから紹介するNG家計の見直し方と節約術をヒントに、今すぐ家計改善を実践しよう!

今年だけでこんなに値上がり!

(1)電気代・ガス代
大手電力、ガス各社で4月と5月に連続値上げ。東京の標準的な家庭で計700円ほど電気、ガス代の負担増に。原燃料価格上昇により6月も同様に値上げの見込み。
(2)水道代
水道料金は自治体によって異なり、埼玉県川口市は1月、大阪府枚方市は4月に値上げ。神奈川県横浜市では7月から値上げを予定している。
(3)地震保険・火災保険
2017年(+5.1%)、2019年(+3.8%)の値上げを経て、今年1月の地震保険料率の改定により全国平均で5.1%値上げ。
(4)住民税
税制改正により、年収850万円を超える給与所得者で、独身者または23歳未満の扶養親族がいない人は住民税の増税となる。
(5)食用油・マヨネーズ
大手製油メーカー各社で3月から4月にかけて1キログラム当たり30円以上値上げ。一部メーカーは6月以降の再値上げも予定。影響はマヨネーズにも及び、7月から最大10%程度の値上げが発表されている。
(6)小麦粉・砂糖
大手製粉メーカー各社が6月19日納品分から業務用小麦粉を値上げ。それによりパンや麺類など小売製品の値上げが必至。砂糖の卸売価格も3月に引き上げられ、同様の値上げが予想される。
(7)外食チェーン
モスバーガーが4月から商品70品目で10~50円、串カツ田中が同月から全体の9割のメニューを平均10円程度値上げ。そのほか丸亀製麺、リンガーハットなどで一部メニューの値上げを実施。
(8)レジャー施設のチケット
東京ディズニーランド・ディズニシーのチケットが3月から変動価格制を導入。繁忙期の料金が最大500円の値上げ。
(9)大学の学費
東京女子医科大学では、2021年の入学生について6年間の学費が1200万円増加。
(10)銀行のATM手数料
三井住友銀行は4月5日からコンビニのATM手数料を110円値上げ(平日日中)、三菱UFJ銀行も同日よりローソン銀行ATMに限り同手数料を110円値上げ(平日日中)。
次ページ変動費を見直して強い家計に!
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