過熱するZ世代向け「メンズコスメ」開発の裏側 男性用化粧品へのニーズをどう反映させるか

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プロモーションの面では、BCLカンパニーでもSNSに注力している。メンズラボメンバーでマーケティング部所属の長崎絢氏は「友人にどんな洗顔を使っているのか聞いてみても、こだわりがない場合も多く、ブランド名も覚えていないこともある。この商品は洗い上がりにこだわった商品なので、そのこだわりを知ってもらうことが重要だ」と語る。

現在YouTubeで広告動画も配信しているが、ターゲットは男性美容だけでなく、アパレルやライフスタイル系など、男性の興味を惹く他ジャンルにまたがって発信している。

また口コミ拡散も重視しており、「発売当初はメーカー主導の発信がメインだったが、使用感やパッケージに関するユーザーの口コミも増えてきている。今後はよりユーザー寄りの発信を狙いたい」(長崎氏)。

既存の商品を男性消費者にフィットさせる

リアルな使用者の声を届けるため、スポーツ選手や男性アイドルグループなどブランド製品に適した人たちへの商品提供なども積極的に行う。

「メンコス」、「メンズツルリ」の両者とも、男性視点を取り入れることでまったく新しいカテゴリーの製品が生まれてくるのではなく、既存の商品を男性にフィットさせる開発が行われている。

またその訴求も、女性が消費の中心だったこれまでの方法とは異なっている。まだまだ盛り上がり始めたばかりのメンズ美容市場だけに、男性視点を取り入れる余地は大きい。こうした商品やプロモーションの登場がメンズ美容ユーザーを拡大してくれそうだ。

臼井 杏奈 美容業界ライター

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うすい あんな / Anna Usui

青山学院大卒後、産経新聞社に入社しスポーツ記者に。その後INFASパブリケーションズに入社し、WWDJAPANを経てWWD BEAUTYに所属。美容業界記者として外資系ブランド担当およびビューティーテック、アジア市場、スタートアップ、新興市場などを担当。現在はフリーランスとして活動。

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